・龍冶さん(男性/17歳) 2006/05/15 18:41:07
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オレは幼なじみのダチが一人いて、そいつ、「優」とはいつも一緒だった。泣くとき、笑うとき、怒られるとき、謝るとき…優の親にはちょっと難があって、母親はあいつが生まれてすぐに亡くなって、父親は幼い優を捨ててすぐに再婚しちゃったんだ、そんで優を引き取ったのがバァチャンだった、もう働けない体でたった一人の孫のために、朝から夕方までほぼ毎日働いてたんだ。だからオレもわずかなこずかいから半分を優にやっていた。そんな状況なのに、俺らは中学に入学してからは暴力に明け暮れた、事実上俺らヤンキーだったッテワケ(バカだよなぁ…‥)毎日、血 ばっか見てた気がする、そんなことしてれば行かなきゃいけないとこにだって行かなきゃならなくなる、オレと優は中学三年間だけで計3回も鑑別所に行ったんだ。んで優を鑑別まで迎えに来たのがたった一人のバァチャンだったそれも毎回、中学三年の夏オレは傷害事件を起こし、オレだけ少年院に行った。それからオレがいない間の1年間で町は大きく変わった、優は高校中退し、家を出てヤクザの道に走った、オレは院を出てから優を見てない、もしこの世の中に優がいるんなら、オレなんかよりもバァチャンに顔を出してやって欲しい。 |