NO.439097 ・謎の土星人さん(男性/39歳) 2009/03/17 05:29:51
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海の猛者さん、どうもです。皆様はじめまして。 m(_ _)m
先日、官房長官が具体的にミサイルを落とす事に触れたのはまずかったですね。あれじゃSM3が外れたら北は「あいつら当てられないんだ!」と喜ぶだけです。ちゃんと飛ぶか解らない物に当てるのは至難の技ですよ。
ピーマンさんが「先制攻撃も場合によっては仕方ない。」という感じの発言をなされてますが、今の政治状況では難しいですよね。考え方としては私は賛成なのですが…アメリカはアフガンをメインにしたい上、国民が納得する派兵への法的根拠がない。韓国は大統領の支持率が低く、北進を容認する世論はない。そして我が日本が単独で北を成する能力はなく、米韓中を味方にするだけの外交能力もない…仮に日本単独で北を叩くなら、それなりの国民世論を形勢してから自衛隊に遠征打撃力を持たす為の改革と法の整備がいります。例え改憲なしで現行法を変えてやるにしても、どれだけ時間と金がいるでしょう?多分、それらを整えるより北の体制が瓦解する方が先でしょうね。
私は国防という観点から考えるなら不審船取り締まり等のPSI能力を高める事から始めるべきだと思います。離島防衛と制空権の確保、まずはこれが先だと考えます。あの国があそこから出られないようにしてから、偽造通貨の取り締りや覚醒剤の流通を潰してしまうのが1番の「攻撃」ではないでしょうか?
ペンギンさんという方が「私には何が出来るの?」という感じのカキコミをなされていますが、私はペンギンさんの姿勢がそのまま「正しい事」だと思えます。私達の国は問題は多々ありますが一応『民主主義国家』です。国防だけでなく何事にもですが、国民一人一人が正しい事とは何かを考え、1番有効な手段だと思える政策を掲げる政党に投票をする…これが1番正しい事ですよね。勿論、価値観は千差万別ですから正解は一つではありません。そしてその為に世論が流動的になる、専制国家はそれが1番困ります。
ですからペンギンさんのように「何が出来るんだろう?」とお考えになる事が、例えすぐに有効な手段を思い付かなくても、1番大切な事だと私は思います。言い換えれば、無関心が1番いけませんよね。
さてさて海の猛者さん、北を許せないという意味では、私は貴方の考えには大賛成です。国民の皆さんで正しい認識をある程度共有して行く事が、1番大切かと思います。ただ、不必要に不安を煽る政党等が出て来たら、その時は本当に怖いなぁと思うのです。
北にはまともに戦う力はありません。テポドンも、ミサイルとしては三流以下です。核も不良品で臨界に達する事は出来ません。過少評価は絶対にいけませんので十分な警戒は必要ですが、過大評価による過度なパニックもまた、彼等の思う壷です。
テポドン、あの形式は戦略ミサイルとしては使えません。関心のない方に解りやすく言うと、あのタイプは燃料を入れっぱなしに出来ないんです。そして燃料入れるのに一日かかります。つまりいきなり撃てないんです。そして命中性も最悪です。テポドンはノドンと言うミサイルのノウハウで作られています。ノドンとは旧ソ連のスカッドBのB級コピーです。スカッドBはSEPが2kmのIRAM、狙った場所の2km以内に当たる確率が50%という意味です。テポドンはそれより3倍近く出力を上げてるので、よくても9倍ぐらい命中率は落ちてるでしょう。
これは、いっぱい撃たないと当たらないって意味です。つまりあのミサイルを実用的に使うには、何日も前から大量に用意する必要があるという事です。今回のように、政治的に見せるカードには使えますが、本当に日本に撃つ用意をしていたらすぐに衛星で探知されて、米にトマホークで確実に潰されます。(トマホークはSEP1.5m)
テロリストには当然向いてないミサイルです。
勿論、北にもいきなり撃てるミサイルはありますが、それはこちらまで届かないタイプです。そんな物を恐れるより、旅行者に化けた工作員が原発を始めとしたエネルギーやインフラ施設・空港やマスコミに対するテロを警戒する方が現実的かと思います。
この国の偉い人は、あまり国民を守る意識が高いようには思えません。年金の話でも雇用や景気対策を見ていても、政治家も役所にも国民一人一人を大切にしようとしているようには思えない所が多々あります。国民の生命・財産を何よりも大切にする政党に党利党略を捨てて国政に当たってもらい、縦割り行政を打破しないと…外務省が警察官僚に命令して、その警察官僚の顔色を伺いながら防衛省が仕事をして、現場を理解出来ない政治家の都合に合わせて自衛隊が動く…これじゃ何も出来ませんよね。
本当の意味で国民主権の国になる…それが1番の国防だと私は思います。
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