NO.433653 ・しろくまさん(男性/28歳) 2009/03/04 12:32:41
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そうですよね。「一概には言えない」というのが正しいと思います。内部もそれなりの基準で単位認定しているでしょうから、学力レベルに大きな問題がある生徒は残れないでしょう。
私が少し気になるのは、「学力レベル」の定義です。試験で測ることのできる能力のレベル(A)のことをいうのか、それとも試験では測れない(試験になじまない性質の)能力のレベル(B)のことをいうのか、どちらを「学力レベル」というかによって結論は少し違ってくるようにも思われます。
(A)ならば、受験準備で点数を取る訓練をしてきた生徒(外部)のほうが、学力レベルが高いとされそうです。
(B)ならば、受験に時間を使わず、また教員の側も継続的に指導できる環境にある内部のほうが学力レベルは高いとされそうです。 ここまではかなり一般的な話です。ところが、やや具体的に個別のケースを見てみますと、上に挙げた分類があてはまらない生徒が一定数いることに気付きます。
たとえば、内部であっても、(B)のレベルがかなり高いがゆえに、特に訓練をしなくても(A)のレベルについても高い評価を得る、というような場合です。
逆もありえます。
このように考えると、(A)と(B)の区別は相対的なものだといえます。
(A)と(B)の区別が相対的なものだとすれば、区別の実益は、「学力レベル」には様々なものがあるということを知る以外にほとんどないとも考えられそうですが、私はそうは思いません。
家庭での教育方針の大きな指針になると思っています。
教育においては家庭環境が非常に重要です。いくら才能のあるこどもでも、劣悪な家庭環境に育てば、才能を活かしきれません。たまにうまくいく場合もありますが、レアなケースといえるでしょう。 とすれば、そのように重要な家庭という場で、(A)と(B)のバランスの取れた教育をすれば、全体的なバランスのとれた学力を身につけることができると考えます。 これは(A)と(B)の区別が相対的であることから(途中やや省略しましたが)論理的に導かれる帰結だと思います。
内部と外部の話に戻りますと、たとえば、内部でも学校の勉強をやりながら家庭での自習時間に受験用の問題集を解くこともできます。外部だったとしても、受験勉強だけでなく、本を読んだり、社会見学に行ったりすることもできます。
こうして考えますと、やはり「一概には言えない」が正解ですね(笑)。
長々と失礼しました。 |