NO.31797 ・とんぼさん(男性/36歳) 2006/04/05 00:49:36
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人は他人の姿や顔の表情に対して特別に敏感な感覚を持っており、大勢の中から自分の知っている人だけを鋭く見分けることができます。機能として言えば、人の特徴を詳細に記憶しておき、実際に今見ている人の姿にそれを当てはめサーチするというようなものです。本来役立つこの機能が暴走すると、不都合を生じえます。タックさんのケースはそうだと思います。たぶん、その苦手な人の印象をあまりにも強く心に抱きすぎたため、似た特徴を持った別の人を見かけた際に、その人のイメージを無理に重ねてしまったのでしょう。私の経験ですが、かつて苦手な人が大勢いまして、人の多いコンビニや書店にいくと、絶対に居るはずがないのにその中の誰かをやたら「見つけて」しまい、ゾッとして凍りついていた時期がありました。不安・恐怖の感情にとりつかれていると、妄想が現実にまさり、あるはずもない幻覚(=非現実)が見えてしまうものです。防衛本能が働きすぎた状態だともいえましょう。まずは、そういうものだと覚えておいてください。そして、非現実を現実と思い込み不安を抱かぬよう、それが現実である可能性が低いのならば、少しばかり勇気を出して現実をいちいち確認する努力をするといいでしょう(可能ならば)。 |