NO.288544 ・りょうさん(男性/34歳) 2008/04/26 05:54:43
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仰る通り。基本的には買いオペ(売りオペでも同じ)にて日銀と一般の銀行の両方とも損得無し。 ではなぜお金の量が増えている事になるか?ここで言う「お金の量」とは正確には「一般の金融市場に出回るお金の量」だ。日銀の役割(三つあったよな?昔習ったハズだ)の内の一つを思い出して欲しい。日銀は「銀行の銀行」であり銀行以外の民間企業に直接資金の貸し出し等をしない。だから日銀が現金を持ってても一般の金融市場に資金は供給されない。そこで一般の銀行より国債を買う事で一般の銀行に現金が行く。そーなると一般の銀行は現金がダブつくから比較的一般の民間企業に金を貸したり他の方法で運用しやすくなる。そうすると一般の金融市場にも現金が流れ込むという仕組みだ。 ついでに言うと一般の金融市場(つまり我々が普通に生活している場所)に現金が増えるから貨幣価値が下がりインフレが起きやすくなる。又、一般企業も先述の通り銀行から金を借りやすくなるから設備その他の投資もしやすくなる。従って買いオペは景気刺激策として使われる。前話した量的緩和政策もゼロ金利政策と並んで景気刺激策として行われたよな? |