NO.266230 ・俊足ゴウリキーさん(男性/18歳) 2008/03/13 03:33:18
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一年前の話で長くなりますが。 俺は野球部で1年生から2年生まで脚のケガばかりでベンチにも入れませんでした。 しかし先輩引退後、努力が実り2年の秋からレギュラーに。 そして練習試合で経験を積み、辛い冬の筋トレを乗り越え待ちに待った春の公式戦まであと3日。 ところが古傷の脚が悲鳴を上げ、全治一ヶ月の重度の肉離れ…。 当然ベンチからも外され、俺以外の3年生は全員ベンチ入りしている中、外から仲間を見守ることしかできませんでした。 悔しくて情けなくて、でもどうしようもなかった。 しかし、春の公式戦最後の試合の前日、先生から背番号を手渡されました。 『先生何でですか?』と聞くと先生は『昨日キャプテンの〇〇と副キャプテンの〇〇が俺の所に来て【最初はケガだから仕方ないと思ったけどやっぱり俺達は3年生全員で戦いたいんです!ベンチにいるだけでもいいんで、あいつもベンチに入れて下さい!】って頼んできたんだよ。』と言われ俺は隠れて泣きました。 最高の仲間だと思いました何もできない俺なんかの為に代わってくれた2年生の子に対する申し訳なさと、こんな状態の俺でも必要としてくれる仲間に感謝の気持ちで一杯でした。 試合には出れなかったけど仲間と一緒に試合の雰囲気を味わえ、共に戦い、友情というのを改めて実感することができた、最高の想い出の一つです。 |