NO.219735 ・ケリーママさん(女性/26歳) 2007/12/09 10:43:33
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急に白血病なんて言われても信じられないという感じですよね。 私の母も4年前白血病と診断されました。 母の闘病生活と私たちの家族についてお話させてもらいます。
ちょうど4年前程、母が急にしんどいと言い始めました。 いつもどんな時でも「しんどい」なんて口にしない母でしたので 何かおかしいということで父の働く病院へ検査に行きました。 その時は分からず検査入院をしてようやく病名が分かりました。 「白血病」そう聞かされて、…え?そんな感じでした。 今のつるっぱげさんと同じ気持ちでした。 治るんだよね?そんな思いから本やネットを読みあさりました。 それからこの病名を母に伝えて私たち家族も全力でサポートしよう。 そして治療に向けて頑張ろうって話になりました。 まず白血病で移植の話が出ました。 うちの母の母(私から見ればおばあちゃん)母の弟、母の妹、そして私。 骨髄移植に適するかどうか検査しました。 検査で最初に親子関係では、ほぼ他人と同じくらい 合わないと聞かされていましたが、 当時の私はもしかすると合うかもしれないなっていう 淡い期待と、居ても経ってもいられなかったので 兄弟に混じって同じ検査に加わりました。 兄弟では高確率で合う1/4の確率だというのに結局みんな合いませんでした。 その結果を聞いて進む道は骨髄バンクに頼ることになりました。 結果2人適合者がいるということで、それも2人に伝え それ以降2人は検査に同意してくれたようでした。 もちろん誰かは知りません。 ただただ私たちは手元に骨髄が届くまでは安心できないという医師の言葉に 不安を覚えつつ母は、移植に向けての体作りを始めました。 抗がん剤で髪は抜け落ち… 体はもう30キロ代にまで痩せ細り… 見ている私たちもかなり酷でした。 でも母はそれでも弱音を吐いたことは一度もありませんでした。 だからこそ私は母の前で泣いたことは一度もありません。 ただただ毎日病院に通い、今日の出来事など話し励ます日々…。
しかしその適合者でさえも検査を進めるうちに遺伝子レベルでは 合わないということでした。 それから医師にもう臍帯血移植しか方法がないと言われ 私たちは藁をもすがる思いでその話を聞きました。 臍帯血は骨髄移植と違い多少合わなくてもいいとのこと。 臍帯血は移植者になじんで拒否反応も少ないというのです。 ただデメリットとしては抗体の全く無いものになるので 母の体には抵抗力も全く無い赤ちゃんと同じ状態になるということ。 つまり、少しの菌に感染でもすれば命取りということなんです。 その移植も成功し、1年程で退院することができました。 しかし、やはり母の体は退院して3ヶ月くらいすると 菌に感染し亡くなってしまいました。 その菌は普通に浮遊しているもので私たちには抵抗力もあるため そんなもので死には至らないものでも母にはダメなようでした。 母が息を引き取って初めて母の前で堪えていた涙が溢れました。 ただ母が退院できて家に帰れたことをすごく喜んでいたので 母には苦しい治療ではあったけれど、移植はしてよかったって思います。 治療するお母さんももちろんしんどいとは思いますが、 サポートする家族のほうがもっとしんどいと医師は言います。 つるっぱげさんもできるだけお母さんサポートしてあげてくださいね。
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