NO.193912 ・猫の手さん(男性/43歳) 2007/09/01 06:52:57
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自殺がいけない訳ではありません。人の生贄を嫌った古代ローマ人も、高齢者になって醜態を晒すことは極端に恐れ、兆しが見えると意思のはっきりしたうちに食を断って自殺したそうです。 現実問題としてどうでしょう。天涯孤独で世間と関係を断ったような生活をしている人が生きようが死のうが誰も省みませんよね。あなたの「何故いけないの」というのも充分わかります。
自殺してはいけないと言うのは、宗教に影響を受けた倫理観によるものです。仏教やキリスト教等一神教は人の行いの正し手として存在しているところがあります。当然、命は尊ばねばならないし、自殺は許せないのです。そして、私達は大なり小なりこれらの宗教や倫理観に影響を受けます。そして「自殺はいけない」って考えるようになります。
こんなふうに考える私でも、「社会とかかわりのある生活を送る人は自殺はいけない」と考えています。なぜなら自殺とは「権利だけの主張」であり「責任と義務からの逃亡」でしかありません。たとえ病死や事故死、自然死でも後に残されたものの課題(悲しみや心の傷も含めて)は大きいものがあります。それを自ら求めるとなれば、その課題はさらに大きく、また無責任としか言いようがありません。憤りさえ感じます。
人はそれぞれの立場で「責任」を果たすよう生まれているといっても過言ではありません。宗教によってはそれを「使命」と呼んだりしています。責任を果たさず逃げることの無い様にしたいですね。 |