NO.920668 ・優しい時間さん(男性/59歳) 2017/08/09 13:10:57
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貴女とお父様の関係ですが、心理的な要因があるように感じました。
家族(特に親子関係)というものは、お互い「共依存」の関係にあります。
それは当たり前のことですが、だからこそ摩擦もある。
つまり依存と責任という二つの概念が関わっています。
子供はどうしても親に対して(若い頃は)、依存心がございます。 親は子供に対して逆に責任感がある。 その間において必ず弊害が及びます。
貴女にしてみれば、相容れない父親だけれど、親である限り否定出来ない。 また、父も自分の娘である限り、その責任感から逃れることは出来ない。
それが、お互い「以心伝心」、「琴瑟相和」であれば、問題は起こりませんが、逆に「円孔方木」、「牽強付合」であれば、相容れることはない。 そこが親子の難しいところ。 いくら親子であっても別個の人間。。。和合出来るとは限らないのですね。
オヤジも子供の頃から父とは相容れることはなかった。。。父が死するまで。
緊張の蓄積、爆発、多少の接近を繰り返しながらも、芯から和解することはないままに。。。
それは貴女もお父様も個性や思考の相違でもあるが、「親なればこそ、子供なればこそ」許せないとの思念が増幅してしまいます。
でもね、それは間違った考え方なんですよ。。。 いくら親子でも、そこに「自立心」が必要となります。 子供だからと己の支配下に置くのではなく、一個の大人として自立心を尊重しなければならない。また、子供にしても「親のくせに」と嫌悪感を抱くのも止めることです。
関係性を固定化することを「権力」といいます。またそれに追従することを「僕(しもべ」といいます。 そこに真の信頼関係は成り立ちません。 人は、関係が成立しないと「生きること」をこころから自覚しません。 相手の「胸襟」に照らし、「相互理解」が必定。 そこに真の関係性が成立します。 それは親子に限らず、他人でも恋人、夫婦でも同じ。
そうした「自覚なき態度」こそが他者を傷つけてしまうのです。
共依存の関係の危険なところは、お互いが自立していないところにある。 つまり、「親離れ」、「子離れ」が。。。
でもまずは親であるお父様のこそ問題があるように思う。 父が娘を可愛いくない訳がない。溺愛が憎しみに変わる。。。もしかしたら、お父様の個性に娘である貴女の個性が相容れないのだとも思う。
でもね、もう貴女も大人の女性。。。それを容認してげるくらいの包容力(赦し)があってもいいと思いますよ、親なれば。。。 男に必要なのは、寛仁大度ですからね。。。
ま、今一度、腹を決めて、こころの内をお父様に訴えることですね。 憎しみを増幅させない為にも。。。
いずれにせよ、 「如何に知音を持つとも、頼まずに、ただ我が身一つと心得るべし」ということかな。親から離脱なされ真の自立に向けて。。。
オヤジは父が亡くなるまで和解はございませんでしたが、今は父を「赦す」という思いで生きています。そう考え出した頃からこころが少しづつ軽減に向かうようになりました。。。包容力とは奥が深いものだ。。。
お父様と少しでも和解出来るよう祈ってますね。。。V |