NO.919173 ・優しい時間さん(男性/59歳) 2017/05/15 14:12:27
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31歳で介護職。。。厳しいだろうね。
貴方の気持ちはよく分かる。。。。でも、それがマトモってことだ。
女性、男性、どちらが向きかといえば、やはり女性の方が適正だとは思うが、女でもヒステリィックな方もいる。男でも温和で柔和な方も。。。
貴方は過去の仕事よりも長く続いていると言われてましたが、その意味では「向いてる」と思う。 多分、貴方のこころの中で「満足」出来る部分があるからだ。
介護は重労で辛い。。。当たり前だが、その者らを擁護、介助している行為こそ、自尊心も養われるからね。それは過去の貴方の仕事では感じられなかったはずだ。
ただ、痴呆症の方に、貴方の思念は伝わらない。当然です。 相手に「その」認識はない。介護されているとう認識よりも見知らぬ者に身体を触れられるというようなことへの嫌悪しかないのだから。。。 まして、排便などの処置は、下半身を晒すことにもなる。いくら痴呆とはいえ、婆さんでも女性である。どこかに潜在的に「恥じらい」は隠されているものだ。
その両者の有効性を見いだすことは、とてつもなく険しい。 若い貴方にはあまりにヘビィだ。
語弊があるかもしれないが、人として相手を健常だと考えないこと。 貴方の理性や思い遣り、情愛さえも通用しません。そう達観なさること。 人はどうしても「そこ」で暗礁します。 なぜなら貴方は健常だから。
一旦、俯瞰で眺めましょう。例えば、感情的に凶暴な生き物を静止させる手立ては、恫喝や力ずくでは本当の対処にはならない。
様子を伺い、冷静に穏やかに接する。。。「私は貴女の敵ではない」ことを知ってもらう必要性がある。実にめんどうくさいことだが、忍耐が要求されます。それは自制心による自分との戦い。
一度、ベテランの方々の対応を冷静に観察なされてはどうですか?。 処置ではなく、感情の間合いというものを。
相手に要求を示唆するのではなく、受諾へのアプローチを。あくまでホールな姿勢を。。。
オヤジは貴方が10年後、素晴らしい介護士になられてると思うがね。
そんな艱難を超えてみんな成長するものだ。
「愛を持って大義を知る」。。。そこでも必要な概念だ。 もう一度、こころの鏡に照らし、考えてみてください。
その歳でその仕事をやろうとした貴方は、やっぱり素晴らしい方だと思うからね。現場のリアリティーが貴方を育てる。それは困難な営みだが、意味のある生き方でもある。 それを凌駕した貴方なら、もう恐いものなしだ。
『どんな仕事でも「暗闇」を通過しない者は、大成はない。』
/元、建築デザイン業、代表取締役兼クリエイター。今は障がい者施設勤務のヘルパーオヤジより
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