NO.910529 ・ナインさん(男性/99歳) 2016/05/01 17:20:42
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運命論が間違っとるわ。少なとも俺が経験則で得た運命論とは違っとる。
確かに「赤い糸」はある。だがそれは何も結婚相手だけに関わらず、友達だとか家族だとか師弟関係なんかでも存在する現象だ。つまり、赤い糸とは「人生のなかで会うべきして会う存在」や「そうやって出会って縁が深まりやすい関係」のことだ。
んなわけだから、たとえ赤い糸で引かれあった人間でも自分次第でいくらでも断ち切れる。もしくは逆にもっと太くて強い赤い糸にすることもできる。
じゃあきみはどうかっていうと、つまり、人生のなかで会うべきして会ったそのロクデナシ男に対し、「赤い糸」を誤解してか言い訳にしてダラダラダラダラと会ってるだけ。
何で相手がかわいらしく思えるのかと言えば、きみの察する通り彼ときみとで共通項があるからだ。ゆえに赤い糸が何年たっても切れずにただの腐れ縁になっている。
きみと彼との共通項は、何よりも「自分に甘いこと」。そして孤独に弱く依存傾向にある。そんな甘っちょろい自分で結婚を意識する。
人生似た者同士で縁が生じるからな。 いくら自分の中に「自立した立派な自分」や「他人を利用せずに思いやりの持てる自分」があったとしても、『よろしくない自分』のほうを優先してれば当たり前によろしくない相手との縁が深まるだけだし、よろしくない相手との関係を維持する限りは、自分のよろしくない部分は直らない。
赤い糸、つまり「人生のなかで会うべきして会う存在」つーのは、結婚相手だの師弟の間柄だのといった“外的な事柄”に影響を及ぼして関係性を決定づけるモノではないからな。ようするに“自分の人生の内面”に働きかける影響だ。
仮に、産まれた時点で赤い糸の作用から、自分と殺人鬼が出逢ったのであれば「逃げる」が正解であるし、ロクデナシと出逢ったのであれば「反面教師として捉え、自分の言動を見直すこと」が正解だわ。 |