NO.908079 ・黒ウサギさん(男性/29歳) 2016/02/11 09:05:48
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『幸せ』とは相対的なモノなので悩みの内容は当たり前で、そして理解できます。
相対的…言葉が少し難しいかもしれませんが要は『何かと比較して価値を決める』って感じですね。
例えば…今、貯金残高が一千万円あるとします。 …これは幸せですかね?
→恐らくは『現在のアナタの貯金額』を超えた金額ならば『勿論!欲しいものは何でも買えるし貧乏する危険も無い!』…となるでしょう。 現在と比較して増える訳ですから幸福と感じるのがフツーです。
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でも…
アナタの同僚、友人、知り合いの殆どが一億円以上持っていたら? 一括での不動産購入が無理なのはアナタだけになりますし数年贅沢すればかなり目減りする印象が残るハズです。
同じ『一千万円』…しかし周りとの比較次第で高いモノにも低いモノにも成り得る訳です。
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戦争体験の高齢者…これも例にもれません。 不幸&危険な環境にいたから『衣食住が確約される程度の環境』を幸せ&安全と感じる…相対的による価値観の決定です。
つまりアナタが今仮に戦争を体験してから平穏な暮らしに戻れば今と同じ生活を『幸せ』と感じる事は間違いありません。
ただ…周りの人間も条件が同じならば時間が経つに連れて特別感は薄れていくハズです。
今の年齢が20才であるなららば20年、そして周りの人間関係の程度から幸せ度合いは決定するので本人にはどうしようも無いかもしれませんね。
…ここで私の結論ですが『現在の自分』『周りの環境』…これらを超えていく努力こそが誰しもに必要なんだと思います。
なぜなら万人にとっての比較対象が『過去の自分』と『周りの環境』だからです。
ニートがアルバイト始めてフリーターになればそれは『進歩』です。 以前の自分より良くなってますし全国のニート達と比較すれば一歩先に進んだ事になります。
反面、不祥事を起こして組織をクビになりフリーターになったならそれは『衰退』です。 以前の自分より生活水準が低くなっていますし近しい人間、元同僚なんかと比べれば後退してしまったと言えるでしょう。
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まあ哲学的にも経済学的にも同じ結論なので極めて真実に近い論法かもしれませんが有効活用できるかは裁量と努力次第ですかね。 |