NO.900250 ・spさん(男性/99歳) 2015/08/09 10:23:55
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都心を少し外れた 小さなこの部屋から どんなに目を凝らせど 見えないものばかりだ
例えば、遠い空に 誰かが祈っていたり 例えば、身を潜めて キミが怯えてたり
すべてに満ち足りた 明日の日を 求め彷徨う 亡者の影 破壊でしか見出せない 未来の世界を 愛せないよ
僕の目が キミの手が 僕らの声が それぞれ異なっているように 自由でこそ 生命だから
僕の肌 キミの母 僕らの愛は 蒼く浮かぶ ちっぽけな惑星に 舞い降りた奇蹟
無口な祖父の想いが父へと 時代を跨ぎ 一途に登り続けた ひどく過酷な道
わずかな苦しみも 知らぬまま 後に生まれ 生きる僕ら 受け継ごう その想い 声の限りに 伝えるんだ
大国の英雄や 戦火の少女 それぞれ重さの同じ 尊ぶべき 生命だから
精悍な顔つきで 構えた銃は 他でもなく 僕らの心に 突きつけられてる
深く深く 刻まれた あの傷のように
大国の悲しみも 見果てぬ母も それぞれ重さの同じ 尊ぶべき 生命だから
精悍な顔つきで 構えた銃は 他でもなく 僕らの心に 突きつけられてる
そう、怯えるキミの手で |