NO.897285 ・ナインさん(男性/99歳) 2015/06/26 14:46:12
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血を見ると落ち着くのは、リストカットによって「これでラクになれる」と錯覚した経験があるからだけであって、結局、そういった経験が無ければ、別に血を見て落ち着くということは無いわけだ。
で、その「ラクになれる」という感覚も、「これで現実から逃げられる(死ねる)」と思ってからであるのと、「これで助けてもらえる」と思ってからであるのとで、つまり「2つの思惑」がきみの中に存在しているからということになる。
つーわけで、言い方悪いが、リストカットする人間てのは、現実で自分に降り掛かってる恋愛だったり家庭だったりの悩み事というモノを、「何が何でも解決してやろう」と思ってないから自分の手首を切る。
例えば、思わせぶりなチャラい最低男のことに惚れ込んで、その気持ちを利用されて遊ばれてひどく傷ついていたとしても、自分の「好きだ」という感情ばかりを優先して、そいつとの関係を切ろうとサラサラ思わない。周囲がその様子を心配していても決してその関係を止めようとしない。
そうして、「彼にも振り向いてもらえない」という日常的な悩みに加えて、結局「誰も私のことを理解してくれない」と、まるで勘違いな憂鬱を思い込むハメになって、逃げ場を求めてリストカットする。
ようするに、自分の感情を優先する『頑固なまでなこだわり』や『思い込み』が、自分を苦しめている苦悩の原因であるのにも関わらず、そこに気付こうともしないし、たとえ気付いていても放棄しようとしないのが、リストカットする人間の特徴だ。
リストカットを本当に止めたい気があるなら、「自分の願っても叶わない感情を追い求める」より、「自分の苦悩の声」を聞いて、そっちに真剣に向き合わんとラチが開かん。
リストカットする頭がおかしいわけじゃなく、心中から大人になろうと現実的な問題解決に動かない姿がおかしい。
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