NO.893739 ・オウさん(男性/39歳) 2015/04/30 23:36:05
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『作業』のスピードアップは大体次ぎの二つの事をすると出来たりするよ。
1)作業手順の見直し、やる事の手順の整理
作業が遅い人の遅くなる理由には、そもそも“動き自体が遅い”という事もそりゃあったりするんだけれど、実はそれ以外にも”無駄な動きや無駄な手順が知らぬ間に入ってる”という事がよくあったりするんだよ。 それも本人も気づいてない所で無意識に入ってたりするんだよね。
工場の仕事って大抵同じ行動や動作を繰り返す事が多い。例えば自分の所にきた部品を『まずこうしてコレをして次にコレをやってそれから最後にコレをやってそしてココへ移動する…』というような手順で行われるのよね。 その行う手順をちゃんと覚えているつもりでも実はしっかりと覚えきれてなくて頭でいちいち考えながらやってる事があったりする。例えば、『え〜っとコレをして...えっと…次にコレをやってだな…次なんだっけ…あ、そうだコレして…』という風にね。 そうなると時間がかかって遅くなってるって事だよね。
作業しながら教えられて作業しながら覚えた事っていうのは、それを一つ一つ思い出しながらすると作業自体は出来るのは出来るんだけど、『頭の中ではまだちゃんと整理されて覚えられてない場合もある』んだよね。 そういう時には『え〜っと次は…』という風にいちいち考えたり思い出したりしなきゃいけなくなるもので、その『思い出す事』とか“次はえ〜っと…”という風に『考える』事に時間がかかっていたりするんだよ。
なので実際のその仕事の時間じゃない時に、例えば家に帰って時間がある時に目を閉じて、その一連の作業をした時の『目で見た事』を全て事細かにまるで映画を見てるようにその時の映像を正確に思い出すと良かったりするのよ。 それが『作業手順を見直す』って事になるの。 もちろんその頭に思い浮かべた映像の中で手順を間違わないようにする。 頭の中の想像の中での作業で手順を間違えたりしたら間違わないようになるようにその映像を思い出すのを繰り返したらいいし、そしてその“想像の中で”作業のスピード自体もアップすればいいんですよ。無駄な動作は省いていって、必要のない動きがないかも見直したらいい。 想像の中だから身体も驚くほど早く動くよね(笑) その頭の中での作業で間違わずにそして早く動けるようになったら、ちゃんと手順を記憶しなおせてるという事になり、そして実際の工場での作業も早く出来るようになったりする。
要は、頭の中で“作業手順を見直し”をしてる事になるの。 違う言い方をすればそれらを“イメージトレーニング”ともいうし“ロールプレイング”とも言ったりもするし、そして“記憶の整理”とも言うんだよね。
記憶の整理をして頭の中では作業がテキパキできるようになると、実際の行動も同じように『え〜っと…』と考えたり迷ったりせずに済むようになるし、そしてテキパキ動けるようになるんだよ。
2)比較する。
普段もやってるだろうけど、いくら自分の頭の中で想像したイメージトレーニングでは『コレが一番早い』と思っていてもそれはあくまで自分の中だけの話で、自分の想像ではそれが限界だって場合もあるんだけれど、でも実際の作業では『もっと早くやってる人』がいたりするのよね。
そんな風に『自分の想像以上に早くする人』は実際にどんな動きをしているのかどんな早さで動いているのかを実際の仕事場でよく観察して自分の動きや作業と見比べて、それをまた想像の中の頭の中でのイメージトレーニングする時にその人のスピードやその人の動き方を取り入れるようにするといいんだよ。 そして何が自分のと違うのか、なぜ早くなってるのか、どこが自分の動きと違うのか…自分とその人の細かい動作の比較からそれらが見えてくるんだよ。
その、『具体的に自分とどこが違うのか』という事を見つける事や、その人の工夫の部分を自分に取り入れる事であなたの作業は同じように早くなっていくものだよ。
たくさん書いちゃったけど、この二つをやると作業の早さはかなり改善されるはずだよ。
作業の早さが改善されたら、“周りについていけてない”とか“なんか場違いだ”なんて思う必要もなくなったりするかもしれないから、だから『もうやめた方がいい...』なんて答えを出すのはまだ少し早いと思うよ。
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