NO.892246 ・しょうごさん(男性/21歳) 2015/04/04 01:54:21
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はじめまして、あなたのお悩み読ませていただきました。
声優は、人気になるのが難しい反面、とてもやりがいのある仕事だと私は思います。
なんといっても、自分の声でキャラクターがしゃべる、というのは何とも言えない嬉しさがあると思います。そんな声優を目指す、というあなたは、実は「とても自信を持っている」のではないでしょうか? なぜなら、私は自分の声があまり好きではなく、カラオケなどで歌っているときに、自分の声を聞くと、どうしても嫌悪感を抱いてしまうからです。これは学術的にも信憑性があり、人間は自分が発する本当の声(つまり、他人が聞いている声)と、自分の耳で聞いている声(会話しているときの自分の声)とでは全く違い、普段聞くことのない、本当の自分の声を聞いてしまうと、まるで他人の声のように意識してしまい、結果、「こんな声じゃない」と嫌悪感を抱いてしまうのです。
なので、「自分の声をいろんな人に聞いてもらいたい」と思っているあなたは、実は知らないだけで、だれにもない自信を持っているのかもしれません。
まずはじめに、あなたのお願いを聞くことはできません。と断っておきます。
私は、公務員か、声優か、どちらかと聞かれたら、迷いなく「声優」と答えます。なぜなら、そこが本当にあなたの進むべきところだと思うからです。
あなたは「公務員になれば、安定した収入が手に入り、好きなことができる」とおっしゃってますが、公務員は、なるのが難しいのはご存知の通り、収入も豪遊ができるほど高いわけではありません。 また、仮になれたとしても、毎日「夢をあきらめたんだなぁ」と思いながら、たまにコンサートにいくだけで、それ以外は仕事をするという人生になるのではないでしょうか?
公務員を否定しているわけでもなく、夢を見続けなさいというのではありません。
多くの人が夢をみて、叶えられずにいます。そしてまた、夢を持たないまま、暮らしている人もいます。
あなたは、夢をもたない人をみて、「寂しい人だな」と思いますか?
夢というのは、人生の選択肢ではないと私は思います。 「諦めるか、諦めないか」ではなく、「夢があるか、夢がないか」だと思うのです。
夢を持ったが故に、諦めざるを得なくなった人も入れば、 夢がないから、夢のある人が羨ましい、と思う人もいるのです。
よく、夢は叶えられるものではないから、早々に諦めた方が自分のためだ。という人がいますが、確かにそうではあります。ですが、夢を簡単に吹っ切って、諦めて、忘れ去った人なんて、どこを探してもいないと私は思うのです。
どんなに夢を諦めても、何年かしてまた挑戦してみたり、思い出しては思いにふけったり。
夢を持った人の中には、どれだけ自分が忘れさろうと努力しても、心からは消えようとしないで、ずっと居残り続けるのです。
それば、夢を持った人にとって辛いことであり、夢のない人には理解してもらえないことです。
「諦める」ということは決して悪いことではないのです。 夢を自分の一部だと思い、それも含めて、自分のやりたいことを探し、そこに後悔も希望も全部乗っけて、ただひたすら前を向き続けることが「あなたの人生そのもの」になるのではないでしょうか?
どうでしょうか。ここまで読んできて、なんとなく「夢」について思うことがあれば、幸いです。
最後に、「夢は一つである」とは限りません。
公務員になるためには、大学に入ってすぐ勉強を始める必要があります。なので、大学に入る前に、声優以外にも、何か楽しみをみつけてみてはいかがですか?
もしかしたら、声優よりもそっちのほうが、夢になってしまうかもしれませんよ。
あなたの素敵な未来を願ってやみません。どうか幸せな人生を見つけて歩んでいってください。
かしこ。
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