NO.878929 ・出産後3日目の者さん(女性/34歳) 2014/10/07 05:27:36
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はじめまして。名前を載せた通り、先週の土曜日に出産をしたばかりの、新米ママです。 実は、私は産婦人科に少しだけ勤めていたこともあり、中絶に立ち会ったこともあります。そうした経験から、話させて頂きます。少し長くなりますよ。
ひとつは、浮気のことなのですが、女性にはホルモンの働き上、性欲が増進する時期が月に2回あります。一回は排卵日、その次が生理前です。生理前の数日間、ここで性行為をしても妊娠にはつながらないのですが、排卵日前後の数日間、女性の体は子供が欲しくなり、性欲が高まり、中には自慰行為では抑えられない方もいます。 そんな時、旦那さんが仕事の都合などで忙しくしていたり、疲れていると、性交渉ができず、場合によっては奥さんのように魔がさすことがあるようです。 おそらく、ネットなどで性交渉の相手が容易に作れるようになった現在では、妊娠しなくても奥さんのように、旦那さん以外の男性と性交渉をされている方がけっこういらっしゃるように思います。
次に、妊娠・出産・中絶についてですが、女性は妊娠すると、その瞬間から母性ホルモンの分泌が始まり、お腹の赤ちゃんへの愛情を育むようになります。それは自然にそうなるようにできているので、妊娠しない男性には、なかなか理解しがたいと思います。そして、出産の経験がある女性なら誰もが出産したときの感動を経験しています。それは、なんとも言葉にできない、まさに感きわまるといった感じでしょうか。もちろん、旦那さんも奥さんが出産されたときの感動は、とても強く感じられたことだと思います。 そんな妊娠、出産を経験された女性なら、なおさら中絶に抵抗を感じるかも知れません。
中絶は、そう簡単に処理できるものではありません。子宮でまさに育ちつつある赤ちゃんを、器具を使ってバラバラにし、掻き出します。もちろん、手術なので麻酔をするのですが、それでもなお、悶絶する方もいますし、手術の後鬱病になったり、精神的におかしくなる女性も多くいらっしゃいます。 中には自分が責め、自殺願望が抑えられなくなる方もいます。 たとえそうならなかったとしても、中絶したことは常にその女性の記憶に残り、ふとした瞬間に思い出され、いたたまれなくなります。 そうした女性を、私は何人も見てきました。産婦人科で勤めるということは、必ずしも幸せなことばかりではなく、そうした不幸がつきまといます。 余談ですが、私にはそれを受け止めきれず、退職に至りました。
なので、奥さんが貴方を、愛していても、むしろ愛しているこらこそ、色々な葛藤をかかえ、一人で子供たちを育てていこうという決心に至ったのだと思います。
私には、こうした女性の心を伝えることしかできません。 ご理解されて、その上で、貴方がどのように判断、選択されるか、そのことまで私にはこうして欲しいと言うことはできません。
長々と書いてしまいました。今後の参考にして頂けたら幸いです。 |