NO.876111 ・とれ〜にんぐまにあさん(男性/42歳) 2014/09/04 02:40:11
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佐竹さんのお悩みというかご苦労は、ダイエット経験者であれば誰もが経験することと思います。これは、佐竹さん特有ということではない、特に「自分の意思の弱さにも、つくづくウンザリしてしまっています」ということでは必ずしもないということをまずはお伝えしておきます。
佐竹さんのように、過食爆発してしまう原因は、ストレス=ストイックすぎるという精神的な問題(つまり、自分の意思の弱さではなく、逆に意志強固に頑張りすぎている反動)と、栄養不足の解消=からだの防衛本能が発動という身体的問題という、ダブルパンチになっていることでしょう。 繰り返しますが、ダイエットをきちんとやろうとしているにもかかわらず意志が弱い、ということではなく、やりすぎのダイエットによって心もからだも弱っているので本能的に守ろうとしている、ということだと理解してください。
まずは、心構えを変えてみてください。せっかくダイエットしているのだから、なるべく短期間で確実に結果を出したいと、あせるのではなく、からだというものはそう簡単には変えられないので、のんびり時間をかけて、そのうちいつのまにか変わった、というくらいの心構えにしましょう。これが現実なのですから、素直に受け入れてみてください。
次に、食事内容を改めて見直してみてください。ダイエットのためには、摂取カロリーが消費カロリーを少しでも下回ればよいわけで、極端に摂取カロリーを下げることはやめましょう。佐竹さんの日常活動や運動量などの消費カロリーの情報がないため、確実なことは言えませんが、佐竹さんの身長からすると、まず、目標体重を48kg(BMI=約19というスリム体型)とするならば、適正摂取カロリーは目標体重48kg×30キロカロリー=1440キロカロリーとなります。確かに、目標体重48kg×25キロカロリー=1200キロカロリーという計算方法もありますが、これだとかなりストイックなものになりますので、佐竹さんの現状を考えると、もはやおすすめできない設定です。 それに、1440キロカロリーだって、かなり抑えたものですよ。運動も実施されているとのことで、そうなると、消費カロリーに対して、まだまだ摂取カロリーが少なすぎるかもしれません。1日に1時間程度の運動を行っているということであれば、1600キロカロリーくらいまでは食べても大丈夫なはずです。 それでも、なんだかんだで続けるのは苦しいはずです。そこで、1週間に1食くらい、ご褒美食事とする機会を設けるとよいでしょう。ご褒美食事と言っても、量よりも質を追求した贅沢食事としてください。過食はクセみたいなものですから、量で満足するのではなく、質が重要というように、思考を切り替えていきましょう。 質が重要という意味では、普段の3食にしろ、息抜きのおやつにしろ、その栄養の内訳に気をつけてください。同じ摂取カロリーでも、栄養バランスが悪いと、痩せにくかったりストレスが溜まりがちになります。ただ摂取カロリーを落とす(単純に全体の食事量を減らすとか、炭水化物や肉類を極端に食べないとか)というやり方ではなく、栄養成分の必要な内訳は必ず確保する食事内容としてください。特に注意が必要なのは、タンパク質の必要摂取量(体重×1gが最低必要で、実際はその値の約5倍重量の肉・魚・卵・大豆製品・乳製品)を必ず確保すること、炭水化物を完全に抜いたり極端に減らすのではなく、ある程度はちゃんと食べること、となります。
えと、食べ過ぎたから、それからしばらく食事を抑える、という対処法は、逆効果なのでやめましょう。食事内容は何があろうと基本的に一定とすることが、からだが一番安心する=変なストレスや飢餓モードを引き起こさない、ということであり、ころころ変えてしまう、特に極端に栄養が来なくなることがあると、からだが不安になる=ストレスを引き起こしたり体脂肪を蓄積確保しようという飢餓モードが働いたりすることになるのです。ちなみに、上記の「1週間に1食くらい、ご褒美食事」というのは、むしろ、からだを安心させる=ちゃんと栄養が来るよ!と騙すためのテクニックです。
あと、運動内容ですが、もし、ウォーキングなどの有酸素運動中心ならば、低カロリーな食事によるダイエット法と合わさって、それでは筋肉量が落ちてくる=体脂肪率が落ちないか増えてくる、という現象を引き起こしがちです。筋肉量を落とさないという目的にかなう程度の軽めの筋トレもお忘れなく。運動効果の面から、準備運動を兼ねて軽めの筋トレを必ず行ってからウォーキングなどの有酸素運動を行うことをおすすめします。
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