NO.835442 ・ペンタゴンさん(男性/99歳) 2013/09/19 18:21:50
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なまじ片足ほど建築業界に携わっているので、その視点からアドバイスすると「安くて良い家」は「無い」。ハウスメーカーであれば、例えば「タマホーム」と「住友林業」の家とでは雲泥の差がある。
つまり、ローコストをウリにするタマホームのような家は、蛇口から外壁まで全て三流メーカー資材(建材)を用いるために、細々とした劣化や故障が多く、さらに、工事自体も安価で雇える職人の作業になるから、壁をめくって裏側を覗けばとんでもない仕上がりになっていることが「非常に多い」ということ。
また、それを回避しようとローコスト住宅の資材(建材)カタログから良品を選んで使用するとなると、結局、値段が膨れ上がって積水ハウスやヘーベルハウスと言った通常ハウスメーカーの住宅価格と変わらなくなってしまう。ならば、しっかりした職人を雇うハウスメーカーに依頼するほうが断然良い。
それから、ハウスメーカーは大手だけに地元の工務店建築よりも家作りにおいて安い印象があるが、実際はそれも間違っている。なぜならばハウスメーカーの空調設備やトイレ、システムキッチンなどの大型建材は、ほとんど値引きをすることなく定価で見積もられて住宅価格に含まれるからだ。
そういった大型建材は、実際のところ定価(小売価格)にかなりの利益が乗せられており、例えば新品で200万円する空調設備も、それを直売する店舗で買えば50万円で買えたりする。ひとつの住まいにはそういった大型建材がいくつも用いられているわけだから、考えようによってはかなりボッタクラレていることになる。
よって、そうであるならば、トイレ(便器)、バス(浴槽)、流し台、システムキッチン、空調設備などの大型建材は、それを安価に売る直売店から自らで商品を見つけて、それを使用してもOKだという工務店に設計・施工してもらえば、結構な経費が抑えられるわけだ。ちなみに大型建材の直売店はネット検索しても出て来るし、ヤフオクなどでも新品商品が出品されている。 |