NO.828129 ・理想ちゃんさん(女性/21歳) 2013/08/15 22:21:09
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わたしは一重瞼とやや斜視なのがコンプレックスです。
ただしそれは相対評価、つまりは誰々さんと較べてわたしは目つきが悪いから、ということなのであって、実際は、自分では父に似ていると思うし(そんなことはないと肉親は言うけれど、そうであることはわたしにとって嬉しいことです)、眼科医さえ斜視を指摘したことがありません。
濃い色の縁か、レンズに色のついた眼鏡をかけます。眼鏡は趣味で集めていて、普段使い用で4つ持っています。ちなみに度の入ったほんものの眼鏡です。
最近は前髪をアシンメトリーに伸ばして、さりげなく寄り目を隠しています。
性格は目つきが語るように悪いのですが、なるべく日常ヘラヘラしていて、おめでたい電波系のふりをしています。余談ですがこれはすべて養殖で計算の上かように振る舞っているのだと熱く語っても周囲はだぁれも信じてくれません。
数少ない友だちに、見た目はドライで真面目そうだけれど、打ち解けるとおもしろい、と言われました。「もっと誰にでもオープンになればいいのに」「友だちを作らないようにバリア張っているでしょ?」、まさしくそのとおりでございます。
これまでに容姿の関係しないところで、ひどいメに遭って、もう友だちなどうんざりなのです。恋人はいたらいいけれど、人間に期待はしません。愛情の押し売りはしないし、せびったりねだったりもしません。将来的に家族がほしいのでもありません。自分の子どもなんかもってのほか、真っ平ごめんです。
『犯罪者のよう』という直喩はいただけません。たとえ美少女でも犯罪者は犯罪者です。犯罪者たるのに顔は関係ありません。
今あなたに所属する学校や会社がないなら、思いきって引っ越せばいいと思います。しかしながらお金がないのなら、まずは引っ越しの為に働けばいいと思います。引っ越したら、美容整形しても誰も気づかない環境になります。美容整形したら、じゃあ今度は、なにをしたい?
――そうやって獲得していけばいいと思うの。
わたしは今までに何度も引っ越しをしていて、大事なものはどんどん脱落していきました。今は読みさしの本に固執していて引っ越せない状況です。引っ越しを重ねて、現在ひとりで暮らしていますが、わたしはわたしの借りているアパートを『涅槃』と呼んでいます。自分の意志で貯金で我慢を続けた末に辿り着いたからです。
ここまで書いてはもはやわたしの目が細いことはどうでもいいことですね。わたしの人生から一重瞼は遠ざかりました。自虐だったり、謙遜だったりのネタになります。それは、わたしがひとり暮らしを始めたきっかけが一重瞼ではないからなのかもしれません。だけれど別の大きな案件は確かに乗り越えました。打倒しました。わたしは、達成しました。
以上です。 |