NO.825025 ・テルさん(男性/99歳) 2013/07/30 04:20:52
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なぜ…イヤなのでしょう…?
それは…何か…恥ずかしい?のでしょうか…
今の状態は、いわゆる“いじめられた過去=お母さんが中国人だったから=だからそれはイヤなもの”として“母が中国人=嫌なもの”と頭の中で繋がってしまっていて、それがそのまま残ってしまっているからだと思います。
それはもしかして“母が日本人”だったら…問題なかったのでしょうか? ただ、日本人の中にも“誇れない母親”というのはいくらでもいるものです。 それでも、例えもしもそういう人であったとしても貴方はそういう日本人の母親の方が良かったのでしょうか…?
ではお母さんが“イギリス人”だったら…どうですか?或いはフランス人なら… ベトナム人やトルコ人の母親ならまだ良かったでしょうか? エジプト人やイラン人ならまだ良かったですか? それはなぜでしょうか…?
過去のイヤな思いに縛られたまま大人になってしまってる人って多いです。 でも“大人になる”って事は、様々な見方や考え方を知り、一面的にしか考えられない子供よりも多角的に物事を見る事も考える事できて、つまり『物事の捉え方を自分で自由に選べるようになる』って事でもあったりします。
でも貴方も弟さんも過去のイヤな思いに今も縛られたまま… それはまるで“繋がれたゾウ”の話にそっくりです。
昨今、中国や中国人に対するイメージはあまり良くないようでいろいろ言われてたりします。 しかし私自身、何人もの中国の方と仕事をした中で思い知らされた事は見習うべき所がたくさんある人達だって事でした。 彼らはとてもたくましく、物怖じせず、そして決して諦めないそんな強さやエネルギーをもっているそんな人達です。 しかし彼らとて人間であり、悲しさ辛さは私達と同じように感じるものです。 ですがそれでも前へと突き進みそして最後は乗り越えるそんな強さたくましさを持っています。 商売の世界では特にその傾向が顕著にあり、学があるなし関係なく世界中のどこへ行ってもチャイナタウンがあるほど開拓精神も挑戦心も旺盛です。
もちろん貴方自身も既に判っておられると思いますが、貴方も弟さんもイヤな思いをされてきたとは思いますが…何より偏見や差別を一番に一身に受け一番イヤな思いや辛い思いをされてきたのは“中国人のまま”日本に住み始めたお母さんご自身だったのではないかと思います。 お母様はその辛さやイヤな思い、悲しさ辛さに嫌が応でも立ち向かわざるを得ず、それを乗り越え、或いは跳ね返し…そしてその強さやたくましさで貴方がたを守ったわけですが…
貴方や弟さんは“日本人”となった事でその強さたくましさを失ってしまったのかもしれませんね…もったいない事です… 誇れるものを誇れないものだと勝手に思い込んでしまうのは歴史にも見る日本人の悪い癖です。 そんなものは例え日本人であれ不要なもの。
何が誇れるもので何が誇れないものなのか… それは何に価値があり何に価値がないのか、周りに惑わされず本当にあるその『本質』を見抜く『大人の目』を持つ事…で恐らく乗り越えられるのではと思います。 それは言い換えれば“自分自身が強くなる”ともいえる事だったりします。
また、別の解決策としては、『自分自身が誇れる人間になる』事でも…それらが気にならなくなったりもするかと思いますよ…
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