NO.809652 ・テルさん(男性/99歳) 2013/02/24 07:47:22
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商慣習は様々。
いちいち契約書なんて作らずに口頭の指示でって感じの事も往々にして様々な業種でもあったりしますよ。 とりあえず進めて後から“この値段しか…”なんてのも結構聞く話…
ただ、それのコワイ所は貴方の父上にあるような事…
“追加工事”とあるので、恐らく相手は“今までした工事の分”と“追加工事の分”と合わせて考えていて、“先の工事で十分利益出させてンだからこれでもイケるだろ…”ってな感じだと思いますね。
“いちいち契約書を作らないで”っていうような商慣習のある所で上手く生き抜くには“問題にならないように問題にならないように…でもそれでもしっかり利益を取れるようにする”って事だったりする…みたいですね…
さて、そういう慣習のある所ではまるで狐と狸の化かし合いのように発注側と請負側がやりあって、そういったあいまいな境界線がある中ででも“持ちつ持たれつ”の関係をなんとか維持させようと業者側は頑張るなんてのがあるみたいですね。
でも中には、そういった“あいまいさ”をうまく利用して業者を苦しめるだけ苦しめる人もいれば、“そういうヤツもいるから”と抜け目なく考える業者側もあり、そういう抜け目ない業者はそういった人にも対処する狡猾さを持ち…いわゆる“狸”とも言える『商売人』でもあるわけで…ただただマジメに仕事しているだけでは血を吸われ食われ憔悴するだけにもなってしまう…そういう事もあるのじゃないかな〜と思います。
裁判云々も書かれてますが、恐らくそんなの考えるのはナンセンスかと。 いわゆる“敵対”した時点でそりゃ相手にとっちゃ“面倒起こしやがって!”って事になるので。
今回の問題については、本来ならこういった事態に陥る前に“察知し回避”するように、こういった状況に陥らないその為の手段を講じてないといけなかったものではないかと…。 それを察知したり回避させる為に多くの人はただマジメに仕事するだけでなく相手とコミュニケーションを取り、接待し、良い気分にさせたり仲良くなったりして“取り入ろう”とします。 或いは相手との関係を“ただなんでも都合よく使われるだけではないようにする”そんな関係をそれまでに作っていたりします。
ただ、現状はもうどうも出来ないものかもしれませんので、もしもうどうにも出来ないならとりあえず相手に“もう話は終わりだ!”という所に話を持っていかせないようにして相手をなだめすかして機嫌を取りながら辛抱強く交渉し、今回の損失をできるだけ少なくするようにするしかないかと。 狐にも狸にもなって今回の損失は出来るだけ減らし、更に狐にも狸にもなって次回以降で取り返すという事を考えてみてもいいかと。 相手の“仕事場”で話すだけでなく“仕事場以外”で話してみたりなんかもして…
職人や下請けさんの生活費についてどう考えてるかという問いがありますが、発注側はそこまで考えて発注なんて恐らくしないですよ… それを考えるのは業者側の社長や業者側の営業の仕事かと。 貴方もどこかで例えば何か家電なんか買う時(発注する時)なんかには“出来るだけ安く”“どうやれば安くなるか”なんて事は考えても、例えば購入するメーカーの社員の生活の事なんて考えないですよね? 金出す側は大抵そこまでは考えないです。 それを考えるのはその人達を抱えている側=いわゆる“売る側(業者側)”で、それを考えて“価格や条件の交渉したり話や仕事を進める”ものです。
怒るのもいいですが、怒ったって恐らくなにも解決しないですよ… そもそも“そういう世界”なんでしょうし…。
怒って物事をややこしくするよりも、泣き寝入りをしたくないと揉めてしまうよりも、そもそも“そういう世界なんだ”という事を理解して、じゃあそこではどうするのがいいのか何が必要かを改めて客観的に考える方が今後に対する現実的な考えになるように思います…
どこかのエライ人が言ってましたが“敵を知り、己を知れば百戦危うからず…”というように、相手がどんな人か、どういう仕組みにあり、何を喜び何を嫌いどんな理屈で動いているか等をよくよく知る事で、“どう対処するべきか”…が判ってくるかもしれませんよね… 相手の弱みはないのですか? 何を相手は嫌がるのでしょうか? 逆に何を相手は喜ぶのでしょうか? 単に“値段が安ければいい”という事以外にもそういった部分をしっかり、より深く、考えてみられるのも“ブレイクスルーポイント”になるかも…
“ウチはちゃんとやってるのに”という…いわゆる表面的な理屈云々よりも、“狡猾さ”や“抜け目なさ”なんかが必要になるのではないか…と…なんか非常に偉そうなスタンスの言い方になって大変恐縮なんですが…そんな風に思います…
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