NO.807346 ・ノーサイドさん(男性/60歳) 2013/01/30 13:26:05
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私の意見として、新卒でない限り資格がなければ面接すら受けられない仕事も多いので、親御さんの意見にも一理ありますし、他の方が言われるように「資格があっても、その仕事に就けるかどうか分からない」という意見にも一理あります。
年齢を重ねるに連れて、会社も即戦力に近い人を求めますので、経験年数が重視されますが、21歳という年齢なら短大卒や大卒くらいですし、高卒で例えば経理の仕事の経験があったとしても、やっと「いろはのい」程度だろうから、未経験でも見習いから雇ってもらえるかと思います。
そこで「職選び」が大切なのですが、まず自分目線からの「やりたいことが分からない」という選び方はやめた方が良いと思います。 「自分に合っていて、楽しく働けて、お金がもらえたら言うことない」というのは誰しも思うことですが、それはほとんど不可能に近いことです。
その理由は、仕事としてお金をもらうということは「お金を払う人を満足させる」ということが必要で、いくらラーメン作りが好きで楽しくても、まずいラーメンではお金になりません。 人によっていろんな味覚があるので、自分がおいしいと感じるラーメンが好評だとは限らず、多くの人に評判の良い味を模索しなくてはなりません。
多くの料理人は料理好きではなく、家庭ではお湯すら沸かさないもので「家に帰ってまで料理はしたくない」というものだし、食べ物にうるさいわけでもなく、お茶漬けやインスタントものが好物だったりします。 全く「嫌々やっている」というものでもなく、客に喜ばれるものを作ることが収入にもつながるので努力しているわけです。
つまり「やって楽しいこと」というのは、趣味のように材料費などを使い「自分の好きなように出来る」というものであって、他人の顔色を伺いながら不本意なことまでやって、楽しいはずがないからです。 特に趣味として楽しいことを仕事にすると、こだわりがあるだけに不本意な客の要望などがとても我慢できなくなります。
そこで職選びの方向性として「自分が合わせられそうなこと」という観点から選ぶ必要があり、例えば力仕事などは「とても合わせられない」というものだろうし、センスに自信がなければデザイナー的なことも合わせられないと思うのです。
自分目線で「楽しくなさそう」で切り捨てていたら、とんな仕事も出来ないと思います。 未経験なので分からない部分もあるかと思いますが「これなら、比較的我慢や苦痛は少なそう」と、自分の体力や能力と照らし合わせて選ぶ方が良いと思います。
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