NO.800964 ・テルさん(男性/99歳) 2012/11/21 16:03:39
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『考えを治したい』...の一番の特効薬は...“もう考えない”事なんです。 そして素直になろうとするなら頑張って良い子であろうとせず、悪い子、出来ない子であるそんな自分があっても...それでもいいんだと認め...そんな自分の存在を許してあげる事なんです。
極論を例に出しますが... 確か仏教の考え方か何かで聞いた事なんですが...
“悲しむ”事や“悲しめる事”って実は幸せだったりするんです。 なにしろ本当に悲惨な状況では“悲しむ事”すら出来ないですから。 同じように悩める事も実は幸せの一部だったりするんです。 ただ...それをどう捉えるかで物事が変わります。
例えば、両親が健在だったり家が貧しくなくて生活が安定してたりすると、それでいて何かに悩んでいたりするとそうじゃない人から見ると『そんな幸せの中にありながら何を言ってるんだ!』と、まるで甘えたちゃんの様に思われますし言われます。
しかし見方を変えれば、実は全く異なります。
例えば貴方が今持っているものを持っていない人は物質的なもので言えば貴方より悪い状況でそれゆえ“悩み悲しむ余裕”さえ持てないでいる...と言えるのですが...
同時にそれは逆に言えば“余計な事に悩まないで済む環境にいる”...とも言えるわけです。 なにしろ両親がいない人は、その“両親がいない事自体”はとても悲しく辛い事ですが、その代わり両親とのやんごとなき激しいイザコザや、血がつながっている以上切る事も逃げる事もできないようなややこしくて解決できないような親子関係に煩わされる事は「決して』ないわけなんですから...
貴方の問題は、そうやって本来『差し引く』べき部分を貴方のまじめな性格ゆえにかクソ真面目にも決して差し引く事なく、自分のおかれた状況に生まれる本来の悩みや評価に加えて、自分と異なる環境にいる人が持つ視点さえも更に加えて持ってしまい余計なマイナス評価を足して本来の自分の評価以上にマイナス点を自分に課してしまい...それ故に余計に苦しく、余計に重く、余計にややこしく、余計にネガティブに捉われてしまい...『これもある、これもある、なのに自分はこうだ...』と本来の貴方以上にネガティブな結論に持ってきてしまっている...という部分になるのではと思います。
貴方が思い出すべきそして大事にすべきポイントは... 他人からの評価さえも加えられて出来ている『自分が理想にかかげる“自分のあるべき姿”』の方ではなく、そもそも『人が本来あっていい姿』の方かと思います。
そもそも、人は自分の思うとおりに生きていいし、したい事をしていいし、ありたいようにあって、そうやって生きていいものです。
つまり甘えたでもいいし、強がりでもいいし、何でも過去のせい人のせいにしても全然いいし、悲劇のヒロインになったって自己中だったって全然構わないわけです。 それを他人がどう言おうがどう評価しようがそんなのはどうでもいいし気にしたって意味がなかったりします。 なぜなら貴方は『貴方の、貴方自身で自由に出来る“自分の人生”』を生きているんですから。
色が黒であろうが赤であろうが全然構わなくて、他の人が『その色はありえない、選ぶなら青だよ』と言ってようが、自分が黒や赤でなきゃ『幸せ』でないなら...それで満足を得られないなら...そして今の貴方のように苦しんで悩んで生きるなら...貴方のあるがままの黒や赤で全然いいわけです。なぜなら貴方がいるのは他人が生きる他人の人生ではなく、貴方が生きる『貴方の人生』なのですから。
自分のあるがままを認め、そのあるがままの...そんな自分を許してあげる事で貴方は貴方らしい自分をみつける事が出来て...余計な事に今のように『余計に』悩み苦しむような事なく貴方らしく生きられるようになるかと思いますよ。。
『30歳にもなってこんな悩み...』というものではなく、むしろ『30になったからこそ』そういった事を考えるようになったというものだと思います。ハタチやそこらの若者はそんな事あまり考えないし悩みません。
“30にして立つ”という言葉がありますが、それは何も経済的な自立だけをさすのではなく、“自分がどんなものかを考え、その自分を許し、認め、やっと『自分』というものになれる、やっと自分で『自分の足で』立てる”...という意味があります。
貴方は今まで他人の視点や評価まで抱え込み、それ故に人より余計に苦しみ思い悩んできていましたが... それらは今後は、“本当の自分”や“あるがままの自分”と、現実の世界(他人の評価)とをうまく両立させるのに役立ったり、ちょうどいい折り合いを見つけるのにとても役立つはず。 人より多く苦しみ多く悩み、人より多くネガティブであった事も決して無駄にはならないものですよ。
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