NO.800756 ・テルさん(男性/99歳) 2012/11/19 08:27:29
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今の貴方には“気持ちを大事に守り育む”という言葉が必要かもしれません。
イソップ童話に“すっぱい葡萄”という話がありますが知っていますか? 葡萄の木になるおいしそうな葡萄を見つけた狐が、それを食べたいと思いそれを取ろうとするも手が届かずにどうしても取れない… すると狐は“あの葡萄はきっとおいしくないんだ”と思って(自分に言い聞かせて)その場を立ち去る…という話です。
人間の心には、自分の心が簡単に壊れてしまわないように守ろうとする防衛機能が備わってるんです。 例えば、“とても欲しくてたまらない”という気持ちと“でもどれだけ欲しがっても手に入らない”というその2つの矛盾する思いが心の中に同居した時にその矛盾で自分の心が壊れないようにと『本当は私はそれ欲しくはないんだ』と勝手に知らない内に変な方へ思い込んでしまう…そうやって自分の心が壊れてしまう事を防ぐ、そんな『心の自己防衛機能』があったりするんです。
これは心理学でいう“認知的不協和”と呼ばれるものなんです。 もしかすればそういう働きによって好きだという気持ちを知らず知らずのウチに抑えさせてしまっていたのかもしれません。
実は人って…知らないうちに今ある現状や状況に気持ちが簡単に流されてしまいがちで、そのおかれた状況により気持ちがただ流されてる事に何も対処しないまま、知らず知らずのウチに本来望まない方へ気持ちが変わっていく事を何もせず許してしまってるそんな場合がよくあるんです。 そうやってただ流されてしまうだけだと…大事なものは守れません。
貴方が“旦那さんを好き”という思いは本来は貴方の『宝物』のはずです。 だからその宝物はちゃんと守り、そしてちゃんと育まなければいけません。
実はその対処は“心にはこういう働きがあるんだ”と知る事で、そして簡単に気持ちが流されないように“気をつける”事で結構簡単に出来たりします。
例えば彼への気持ちが薄れたと思ったら“あ!これはアレだわ!”と気づけますし、そうやって気づく事で守る事もできます。 また、時にはなぜ彼を好きになったかを思い出したり、どんな事を彼がしてくれたかを思い返したり…或いは他にも彼が貴方にしてくれた事を思いやってその時に気づけなかった彼の優しさなんかまで思いを馳せたりすると…つまりそうやって貴方にとって大切な気持ちに時々水をあげる事で育む事さえ出来たりするんです。 ただあるがまま流されるままじゃあいけなかったりするんです。
貴方にとって大切な気持ちは簡単に色変わりしないように色変わりさせないように…ちゃんと宝物として大切に扱ってあげて、“守り、そして育んで”いきましょう。
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