NO.799571 ・テルさん(男性/99歳) 2012/11/06 10:25:20
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昔、習った事があるエラ〜イ“経営学博士”の先生にどうせ大層な理論だけで“現場”の事は詳しくは知らんかも…なんて失礼な事を思いつつ似たような質問をしたことがあります。
聞いたのは“会社内には往々にして派閥ってのがあったりしますが、そんな時どうすりゃいいんでしょう…”って質問です。
いわゆる… 『社内の人間関係でイヤな事や面倒な事がある時にはどうすりゃいいの?』って事です。
そのエライ先生が言ったのは
『仕事にのみ集中しなさい。とにかく自分の仕事に集中するのです』 『気になる事もあるが余計な事には眼をむけず考えず関わらないでいいんです』 『そして成果をあげる事だけを…つまり仕事を楽しむようにしなさい』でした。
それに対し、ナニキレイゴトイッテヤガルなどと思い『それじゃ孤立しますよ』とか『それが普通は中々出来ないから困るんでしょうが…』などと失礼にもほどがある事を言ったのですが…(笑)
その返答は 『いいえ、そうしてると人間関係を悪くするその周りの方から“コイツには(人間関係の事を)言っても無駄だ”と思って近寄ってこなくなるし、代わりに、人間関係のややこしいのをイヤに思って成果(仕事)だけを重んじる同じような人間が集まってきます。それでいいのです。それに、ちゃんと見てる人はいるものです』と…いう事でした。
本当かいなと思いつつやっぱりきれい事にしか思えず…でもその言葉はずっと残ってました。
一つ目の会社ではそれがちっとも上手く出来ませんでした。 なにせ人間関係って大事に思えちゃうしやっぱり気にしますのでね…
でも二つ目の会社では…その事を最初から心がけてるとホントに言われた通りになりました。自分でもびっくり。言われたとおり人間関係をややこしくする人の方が“こいつには言ってもしゃーない”と寄ってこなくなり、それで最初は孤立した感じにも一瞬はなりましたが…その人間関係のややこしく面倒なのを嫌がる人は必ずいるものでそういう人が必ず寄ってきて…そしてちゃんと見てる人もいてそれを評価してもらえてたりするんです。そしてその評価は揺るぎません。
それ以降…もうそれを教えてもらってからかなりになりますが… いくつもの仕事を経験し、いくつもの事業の立ち上げにも関わりそして今では運良く(?)自分の会社も持つ事ができましたが…
仕事上の『人間関係』の問題には、こんなに重要でそして確実な効果のある教えは他にはないって思ってます。 私のようにホントにびっくりするくらい底辺だった人間もそれでなんとかなったんですから…
もちろんそんな風になんか判らず認めてもらえて例えば会社内である程度の立場まであがると“政治力”ってのも必要になってきたりもしますが…その時にもこの教えはいい方へ働きます。
まるでなんていうか…例えるなら『武士の“侍心得”』みたいなものかも(笑)
貴方にもお役に立てばいいんですけど。。
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