NO.799173 ・ぐったり侍さん(男性/99歳) 2012/11/01 14:40:33
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続き
続いて安全保障についてですが、第二章・憲法9条の問題です。 この憲法9条と前文・・・この二つを合わせて見た時、この憲法で日本国を守る事が出来るのかと言えば、これはもう無理であろうと言わざるを得ません。 この前文では、平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、我が国の生存と安全を保持しようと決意したと書かれています。
しかし、中国を見てみると、中東の民主化運動・・・シリアのアサド政権・・・国際社会はこのアサド政権に非難警告の決議をしようと昨年11月と今年2月、安全保障理事会で討議しました。 しかし、中国とロシアの拒否権の発動により出来ませんでした。 中国はまた北朝鮮の金正恩体制を擁護し、核開発の意図が明らかにあるイランへの国際社会の非難を和らげようと守っています。
つまり国際社会というのは、日本国憲法の前文に書かれているように、平和を愛する諸国、公正と信義というものだけで成り立っている訳ではない事がわかります。 日本と同じように、戦争廃絶・平和を守ろうと努力している国もたくさんありますが、中国やロシア、北朝鮮といったそうではない国が存在するのが国際社会の現実で、中国は過去24年間、異常な軍事拡大を続けて、日本の安全保障に脅威を与えています。
脅威があれば国の責任として国民と国土を守るのは当たり前の事ですが、しかし今の日本の憲法では満足にそれが出来ません。
それだけではなく、コンピュータによるハッキング問題では、昨年、日本国の衆議院参議院のIDパス、三菱重工や川崎重工など日本の軍需産業の中枢もハッキングされていた事が分かりました。 しかし日本は先取防衛ですから、こうした事に対して予防的な攻撃も出来ません。 アメリカだけでなく、ロシアも中国も韓国もマレーシアもシンガポールも、所謂一定以上のサイバー攻撃に対しては戦争行為と見なすとして軍隊が守りますが、日本の自衛隊では守れません。 つまり、今の日本の憲法ではこのサイバー攻撃に対しても自国を守る事が出来ないという事が明らかです。
こういった様々な観点から日本国憲法の改正が必要だと思う反面、しかしながら社民党や共産党といった左翼を中心に、特に9条の改正に拒絶反応を示す方もいますが、ある日本人記者が元GHQの米軍にインタビューを行った際、「日本はまだあの憲法(GHQが策定した)を使っているのか」と笑われたという話もあります。
貴方は日本国憲法の問題についてどう思われますか? 大日本帝国憲法に戻せばいいという意見もありますが、改正は必要だと思いますか? |