NO.798426 ・テルさん(男性/99歳) 2012/10/24 09:34:43
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一般的には“一身上の都合により”と書くのが無難とされていますが、それはあくまで“無難”であり“一般的”であるだけで“それが良い”とは限らない事もあります。
貴方が会社に勤めてちゃんと税金を納めていたなら国や市町村の様々な制度を利用する事が出来ますが、その制度上の事をよく知らないでただ“これが無難”だからとか“これが一般的”って事をしてるだけでは時々知らない間に本来利用していい制度があるのを知らずに損をしてる場合があったりします。
でもその制度上の事をよく知ってるのが会社の中では人事部であったり総務部であったりするんですよ。(なにせそれに関わる仕事をしているので) ですが大抵の“単なる上司”は自分の部や課の仕事に関する事はよく知っていてもそういった制度の事までは詳しく知らない事が多いです。 なので“一般的”で“無難”なのを教えてくれた…ってわけ。
ですから、そこは人事の人の教えてくれたようにされたらいいかと思いますよ。
そしてもしも上司に“どうしてこう書いたの?”と聞かれたら普通に“人事の人にこうするように教えて頂いたから”という事を説明するなり以下の事を説明すれば何も問題ないです。変に思われる事もありません。
もう少し詳しく説明すると…
通常、普通に退職した(=“一身上の都合”で退職した)場合は一般的な自己都合退社となってしまい、その場合、退職して失業保険の給付の申し込み手続きをしてから3ヶ月経ってからでないと失業保険は受け取れないんです。 つまり“一身上の都合”で辞めた場合は辞めた後の3ヶ月間は失業保険がもらえない(¥0)のでその間はわざわざ自分の貯金を切り崩して暮らさなきゃいけないって事になってしまうんです。 (なので貯金が少ない人はそれがとても苦しい負担となったりするわけです)
でも貴方の場合はご家庭の事情によってご実家に住むようになる(住まなくちゃいけなくなる)ので、そこからは会社には通えなくなるのですから仕事を辞めざるを得ない、だから辞める訳です。 つまり“通勤困難”を正当な理由とする事が出来るわけです。
そうすると、それは単なる自己都合退社ではなく通勤困難という“やむを得ない事情による退社”という事になり、その場合はすぐに失業保険を出してもらえるという制度を利用できる事になりますから『三ヶ月間自分の貯金を切り崩す』必要がなくなるわけです。
今までちゃんと税金を納めていて尚且つ正当な理由もあるものですから、利用できる制度はちゃんと利用して“損のないように”“余分な負担を受けないように”されていいわけなんです。
会社によっては…というか大抵そういった事は自分で調べる自己責任の範疇とされますのでそこまでちゃんと教えてくれない事も多かったりしますが、ちゃんと教えてもらえたのは良かったと言えるかも… なので人事の人にはちゃんとお礼は言っておいた方がいいと思いますよ。
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