NO.785255 ・いろどりめさん(男性/31歳) 2012/07/15 23:41:02
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洗濯物が臭うのは、洗いが不十分ということです。
これは根本的な問題なので、柔軟剤の香りでごまかしても、乾燥機を使ってばっちり乾かしても、着ているうちに汗をかいて湿気を帯び臭いが復活します。
残念ながら、市販の家庭用洗剤では、強力な汚れ落ちを期待するのは不可能です。ただし、やり方によっては改善させることも可能です。ていうか、そもそも洗剤の正しい使い方をしていない、洗剤の力をきちんと発揮させる洗い方をしていないのが問題なのです。
こうした家庭洗いの失敗は、業界の人間ならよく知っていることです。
まず、臭いが気になるものの場合は、洗剤だけでなく、酸素系漂白剤も一緒に利用してください。酸素系漂白剤の主成分は過酸化水素、つまりオキシドールであり、消毒薬ですから、十分な殺菌作用もそもそもあるのです。他の抗菌剤入り洗剤をわざわざ使う必要はありません。
ただし、洗剤にしろ、酸素系漂白剤にしろ、水温が低いと、その効果が弱まります。最低でもお風呂くらい(40度前後)の温水で洗うべきです。衣類の表示ダグを見て可能なもであれば60度前後の温水(かなり熱い)で洗うと効果抜群です。洗剤・漂白剤の活性が高まるだけでなく、水温自体が殺菌効果を持つようになるからです。水温を上げる効果は、皮脂汚れなどのアブラ汚れを熱で溶かし出すものでもあります。
常温水では汚れがあまり溶け出さないし、洗剤類の活性も低いので、あまり意味がないのです。 これを温水にするだけで驚くほど変わりますよ。
温水で洗える洗濯機という便利なものがないとすると、次のようなやり方をやってみてください。バケツに、温水(通常は40度くらい)と洗剤と酸素系漂白剤を入れて混ぜ、そこに洗い物をつけて30分ほったらかし、そしてできればそのままを洗濯機に持って行って放り込んで、あと通常通りに。お試しあれ。 |