NO.772906 ・アムロさん(女性/38歳) 2012/05/10 01:29:42
|
専門ではないでザックリですが宜しいでしょうか。
主観的にどう思うかは無関係で、客観的に見て重要(精神疾患は入院や自殺の可能性がある)と判断されるのは事実と思います。
精神病に限らず、逓増性や恒常性危険が高い病気の方は一般的な保険に加入できないか、条件が付きます。 例えば、がん、脳卒中、心臓病、糖尿病、また身体障害など。 (認知症などの場合は、保障内容が理解できないという事で、告知式の申込み自体が無理)
なぜ引受条件があるかというと、生命保険は任意加入の制度であり、健康な方との公平性や危険の均一性を保たねばならない。
もし、来月入院する人や、近い将来死亡の可能性が高い方も自由に加入できたとしたら、今のままで引受けたら収支のバランスが崩れるので、全体の保険料(健康な方を含め)を、かなり上げなくてはならないと思いますよ。
かなり昔は、一年以上有効に継続された契約は自殺の保険金を支払いましたが、その後、一年が二年に延び、今では三年間有効に契約が継続されないと自殺の保険金は出ない保険が多くなりましたね。 それだけ自殺者が増加したということなのでしょう。
また、保険金目的と思われる契約を引受けないのも、倫理性を欠いた契約により、健全な契約に不利益を及ぼすからです。
なぜこのような危険選択をするかというと、保険金というのは契約者から頂いている保険料から支払われている(万一の場合の助け合い)からです。
保険料というのは、基礎となるデータに基づき、収支のバランスを保つように緻密に計算されています。 高齢になると保険料が高いのは、危険度が増す(支払いの可能性が高まる)からのはず。 若くても危険度の高い方は、割増保険料を頂いて引受る保険もありますね。
数年前に保険料の改定があったと記憶しています。 それは医療の進歩とともに寿命が延び、寿命が延びたことにより死亡より医療や介護に支払う給付金が増えたからでしょう。 全体的に、死亡保険の保険料が下がり、医療介護といった保険の保険料が上がったはず。
ただ、重大な病気の方が、永久に保険に加入できないわけではないです。 5年以内、2年以内、3ケ月以内といった質問事項に該当しなければ引受の可能性はあります。 ザックリいえば、5年以内に精神病の通院も投薬も検査もなければ、告知の質問事項は全て『いいえ』
ただし、同じ保険会社だと全て『いいえ』であっても、過去の告知内容から危険度が高い病気と判断されたら断られる可能性もあります。
なお、病気の人も加入できる無選択保険はありますので検索してまてください。ただし、加入年齢の制限はありますが。
また、保険会社も努力しています。 経費削減や運用したり。 経費といった予定事業費や運用利益も保険料に入っていますから。
保険料というのは緻密に計算されています。 そして、契約者の公平性を保てるように選択をすることが存立の基本となっているわけです。
病気の方ほど保険に入りたいもので、今の保険料で病気の人も何でも加入できるなら、私も加入させてあげたい人は大勢います。 また、そうであれば保険営業の方は苦労が減るでしょう。
完璧に正解ではないかもしれませんが、ご容赦ください。 |