NO.768090 ・ぐったり侍さん(男性/30歳) 2012/04/15 15:03:02
|
広義的には、それぞれの知識体系を指します。学問と類似します。 なので哲学とか宗教学とかも、この意味では科学です。
ただ、狭義の「自然科学」で使われることが一般的です。
なので、私が「科学的に」とか「科学の」とか言う場合は、基本的に「自然科学」を指します。 そして、それがどのようなものを指すかといえば、 「科学的手法によりこの世界の仕組みを解明する学問」 といえるでしょう。
なので、科学とは単なる道具に過ぎません。 科学が特別な道具を使うのではなく、「科学」そのものが「道具」なのです。
基本的な概論でも本一冊できてしまいますが、ものすごく要約すれば、 「事実」に基づいて「観測」し、その仕組みを「仮説(推測)」し、その結果を「予測」して、「実験」によって予測との一致を「確認」する……という一連のサイクルをさします。
例えば、林檎が地面に落ちました。 @この事実を観測します。 A推測から、林檎だけではなく、あらゆる物質は支えがなければ地面に向かうのでは、という仮説を立てます。 Bそれが正しければ、林檎だけでなく、石でもみかんでも本でも人間でも、支えがなければ地面に落ちる結果になるだろう、という予測をします。 C石、みかん、本、人間、その他もろもろを空中で放します D全て地面に落ちました
よって、「あらゆる物質は支えがなければ地面に落ちる」というのは、科学的に正しい、といえます。
しかし、ここで鳥が空を飛んでいるのが発見されたり、人間がジャンプするとある一定時間は地面に落ちずに地面から離れていくのが確認されました。
とすると、さきほどの「科学的事実」は間違いであることが判明します。 そこでさらに、この事実を踏まえて推測をしなおします。
「鳥は風を受けたり羽ばたくことで空を飛ぶ。人間はジャンプによって地面から離れられる。それは、地面に向かう力より大きい力で地面から離れようとしているのではないか」
これをまた実験により確認していき、また生まれた矛盾や疑問を再度考え直して実験して……となり、 「地面はすべてのものを引き付けている。だからその力に負けた固定されていないものは全て落ちる」 という、より正確さの高い「科学的事実」に至ります。
もしかしたら、この先、この科学的事実に反する事実が観測されるかもしれません。 なので、そのときが車では、これは「科学的に正しい」「科学的事実」といえます
これが、「自然科学」という学問の基本的な形となります。
>科学って課目があって教科書があるのですかね?
大学とかだと科学基礎概論とかあったりします。 |