NO.764825 ・エースさん(男性/99歳) 2012/03/28 03:13:39
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社会心理学でいうミルグラム効果でしょう。
ミルグラム実験は、簡単に説明すると、報酬も約束した上で一般人から募った被験者に「教師」役をやらせて、問題の答えを間違えば「生徒(実はサクラ)」に電流を流し、間違う度に電圧を上げていき、被験者である「教師」は何処まで電圧を上げるかという実験。
45ボルトから始めて15ボルトずつ上げていく実験結果は、被験者40人中25人が用意されていた最大V数である450ボルトまでもスイッチを入れたというものだった。 中には電圧を付加した後「生徒」の絶叫がインターホン越しに響き渡ると、緊張の余り引きつった笑い声を出す者もいた。 全ての被験者は途中で実験に疑問を抱き、何人かの被験者は実験の中止を希望して管理者に申し出て「この実験のために自分たちに支払われている金額を全額返金してもいい」という意思を表明した者もいた。 しかし、権威のある博士らしき男(「生徒」とグル)の強い進言によって一切責任を負わないということを確認した上で実験を継続しており、目盛りに危険と表示してある300ボルトに達する前に実験を中止した者は1人もいなかった。 「教師」と「生徒」を同じ部屋にさせた場合や、「教師」が「生徒」の体に直接触れさせることで電圧の罰を与えて従わせる場合など「先生」の目の前で「生徒」が苦しむ姿を見せた実験も行われたが、それでも前者は40人中16人・後者は40人中12人が、用意されていた最大V数である450ボルトまでスイッチを入れたという結果になった。
これにより 【権力への服従】⇒強い権力を与えられた人間と力を持たない人間が、狭い空間で常に一緒にいると、次第に理性の歯止めが利かなくなり暴走してしまう。と 【非個人化】⇒元々の性格とは関係なく、役割を与えられただけでそのような状態に陥ってしまう。 が示された。
それと、現場とは全く関係ない第三者が止めさせなければ、上司達の行為は終わらないと思う。 |