NO.762277 ・エースさん(男性/99歳) 2012/03/14 09:34:47
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金沢市立病院のホームページに以下のような記載がありました。
マッサージによる治療法 1998年6月23日に、河内 明良さんからメールがありました。 数年来の耳管開放症があり、耳の後ろへのマッサージを行って、耳管開放症の症状が2か月で症状が無くなったという内容でした。 耳の後ろの骨(乳様突起)の後ろの部分を、中指と人差し指の部分をぐるぐるまわすようにマッサージします(1分間)。 この場所はツボで言うと、完骨―頭痛、言語障害、血圧不安定に効果あり 天ゆう―顔面充血、首肩背痛に効果あり、に相当します。
体操による治療法 1997年11月20日に、カナダのカルガリ在住のTom Ryderさんからメールがありました。 3年来の耳管開放症があり、このホームページを見つけて独自の体操を考えて、耳管開放症の症状が2週間でよくなった、という内容でした。 治療効果については、金沢市立病院ではまだ確認していませんが、やってみる価値はあると思われます。 1日4回、足を上げた状態で15分間仰向けに寝る。Ryderさんの場合は朝起きた時、正午、夕食後、寝る前、の4回です。運動を控えて最低2週間行う、という方法です。
薬物療法(加味帰脾湯) 加味帰脾湯(漢方薬)の内服によって、約70%の患者さんの自覚症状が改善しています。 金沢市立病院では3年前からこの治療を積極的に行っています。66名のうち50名の自覚症状が、消失あるいは軽快し、24名のうち17名のインピーダンスオージオメータによる病的所見が、消失あるいは軽快しています。 1996年6月まで、約300名の患者さんがこの治療を受けていますが、症状の改善率は70%を維持しています。
耳管開放症の発症には体調の悪化が耳管開放症の誘因になっているようです。加味帰脾湯の内服前後の体調を調べてみると、耳管開放症が直っている人は悪化した体調も直っているようです。 |