NO.751156 ・ahaさん(男性/35歳) 2012/01/18 09:46:57
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そうなのですか。
真菌(カビ)や細菌は、この空気中に目に見えないだけで、いっぱい飛んでいます。 学校の理科の実験で、寒天のゼリーに手を押し当てて、その手形をヒーターで暫く温めると、 無数のコロニー(粒みたいな集まり)が出来るのを、見たことがありませんか? 実は、手足や家具等にも、いっぱい付いているのです。 体の抵抗力がある時は、皮膚の生体防御機能で真菌や細菌が付着しても、はね付けて感染しないのですが、 抵抗力が落ちた時や高温多湿などの条件が重なると、負けてしまい、寄生されてしまいます。 それが大きく増殖すると、体の症状として目に見えるのです。
一般的には、皮膚糸状菌と言って、人間の表層にある皮膚(ケラチンと言う、良質の蛋白質からできています。) を好んで食する真菌(カビ)である場合が多いのですが、他の真菌に拠る感染例もあり、 皮膚糸状菌以外で良く知られているのは、女性の方や乳児に多いカンジダ菌があり、他にも数万種有ると言われています。 寄生して増殖し、他に感染する言う点は、他の寄生真菌類も同様です。 気になされている植物が原因であるかどうかは、顕微鏡検査等で確定しますから、 自己判断はせず、不明の点は医師に受診・相談して下さい。 (診断は医師法により、医師にしか出来ないことになっています。)
真菌はカビですから、高温多湿を好みます。 体験されているように、夏に盛んに繁殖し、冬は比較的大人しくなり、患部が縮小したりします。 ですので、根本治療は冬場の方が適しており、目に見える症状があるのならば薬を塗ってください。 同じ薬を使っていて効き目が悪くなってきた場合、抗真菌成分も種類がありますので、医師に相談して下さい。
日常の養生のポイントを・・・以下に気をつけて頂くと、より良いです。 ・他人や自分の他の場所に移りますので、注意して下さい。 ・清潔で通気性の良い肌着を常に着用する。汗は拭い、肌着を交換して下さい。夏場は予備を持参するといいです。 ・患部をこすったり、気になるからと刺激をしない。 ・お風呂やシャワーの温度は熱すぎないように(少しぬるいくらいが良いです、入浴剤は使わないで下さい)。 ・入浴時は石鹸でゴシゴシ洗わない。石鹸は普通の石鹸でなく、皮膚の酸性度に近い弱酸性石鹸でそっと洗います。 タオルは使わず、指の腹で撫でるようにそっとです。ゴシゴシ洗いは刺激になります。 市販品の薬用弱酸性石鹸の表示があるのもので良いです(判らない時は、お店の人に聞いて下さい)。 ・薬はお風呂上りが一番吸収性がいいです。患部よりもやや広く塗ります。 真菌は目に見える外周部(患部の縁)から外側に広がろうとします。 見えない部分も少し真菌の細胞が延びている為です。 ・医師の指示の通りに、一日の回数はきとんと塗って下さい(汚れや汗がある時は、先に綺麗に流して下さい)。 ・皮膚も新陳代謝をしています。アルコール、タバコ、嗜好品(辛いもの等)、過労、ストレスは 極力控えて下さい。インスタント等の加工食は避け、野菜等でビタミンをたっぷり取ってください。
なお、患部表面が良くなってくると、安心してしまい、薬を止めてしまう方がいます。 真菌は角質層の奥まで寄生していますので、最低14日間は塗り続けて下さい(もしくは医師の指示があるまで)。 これは、皮膚の新陳代謝は28日周期であり、大凡14日で角質層の底部が皮膚表面に現れる為です。 (皮膚に真菌の一部が残っていると、再発の原因になります。) なお、皮膚は横からではなく、底から(体内側)から、積み上がるように新陳代謝します。
今度の春までが、根本治療のチャンスでもあるので、是非、取り組んでみてください。 薬がない時や不明な点は、担当医に受診して、相談をしてください。 日頃から、よく服薬指導・相談を受けてくれる、かかりつけの薬局も持つと良いです。
細かくて長くなりました。すみませんです。 早く完治できると、良いですね。お大事になさって下さい。 |