NO.750696 ・匿名さん(女性/99歳) 2012/01/15 18:59:39
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ピルは、エストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)の合剤です。
これはもともと女性の体内(卵巣)で自然に作られるホルモンで、エストロゲン(以下E)とプロゲステロン(以下P)が同時に出ているのは、女性の自然の周期では排卵してから生理が来るまでの間と、そして妊娠している時です。
ですから、ピルを服用するということは、簡単に言うと・・・ ・排卵後から生理が来るまでの状態 ないしは、 ・妊娠している時と同じ状態を作り出すことと同意であることを意味します。
具体的にピルの副作用です。
【肝機能障害】 ピルはホルモン剤ですから、その代謝は肝臓で行われます。したがって、ピルを飲み続けていると、肝機能障害を起こしてくることがありますので、定期的に検査をしてチェックしておかなければなりません。
【心臓・血管系に対する影響】 血液凝固能が亢進されるため血栓症を起こしやすいということがありますので、心臓に疾患のある方(特に狭心症や心筋梗塞)や、高血圧の方、高脂血症・高コレステロール血症の方、脳血管障害(脳卒中など)の既往のある方などはよほど注意しないと命の危険があるということを意味します。決して多いと言える副作用ではありませんが、しかし忘れてはならない副作用でもあります。
【浮腫・体重増加】 そして女性の方がもっとも忌み嫌う副作用が、太るということでしょう。短期間では体重増加は顕著にはなりませんが、服用を続けていくうちに次第に肥満傾向が現れてきます。 また、水分が貯留しやすくなるためにむくみが起きやすくなります。
【性欲減退】 妊娠中と同様に、ピル服用中は性欲が減退してきます。
【乳腺肥大】 これはむしろ多くの女性に歓迎される副作用かもしれません。しかし、服用中は胸が張って痛むということにもつながりますので、必ずしも喜ばしい作用ともいいかねるでしょう。
【子宮筋腫への影響】 子宮筋腫は、エストロゲンに依存して増大するといわれています。したがって、ピル内服により筋腫が増大する可能性が大いにありますので、子宮筋腫を持っている方は要注意でしょう。
【カンジダへの影響】 ピル内服により、プロゲステロンの影響で膣内は酸性に傾きやすくなります。 この影響により、カンジダ膣炎を起こしやすくなります。このことはもちろん、妊娠中にもいえることです。 生理前に良くかゆみを感じる人がいるものと思いますが、この理由も、生理前はピルを内服している時と同じようなホルモン状態にあることを考えれば理解できるものと思います。
色々ありますが、主さんの場合は3つめの【浮腫・体重増加】の副作用が出ている可能性があるかもしれません。 |