NO.742194 ・匿名さん(男性/99歳) 2011/11/29 12:11:02
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ある男(異性愛者)がゲイとの対談で、「俺はそういう趣味ないんでー(笑)」と発言したのを聞いた事がある。
そういう趣味?・・・そういう趣味とは何だろうか・・・と私は引っ掛かった。
趣味というとまるで自分が好んで男を性対象としているような言われ方だが、冒頭にも述べた通り、男を性対象とするか女を性対象とするかは自分の意思で決める事は出来ないのだから、この男が日本語の使い方を知らないのか、あるいは性対象を自分の意思でコントロールする事が可能であると思っているのかは分からないが、とにかくこの男が発した「趣味」という言葉の意味合いが私には理解出来なかった。
もし、同性愛を「趣味」だというのならば、私達ゲイも、彼等(女を性対象とする男)に対して「いやぁ、俺はそういう趣味はないんでー(笑)」と嘲笑するだろう。
男が女を性対象とする事は趣味とは言わず、男が男を性対象とする事に関しては趣味となるその理論が知りたい所だが、おそらく答える事は出来ないだろう。
何故ならば、もともとが理不尽な論だからだ。
同性愛を否定する男達の矛盾を目の当たりにしたのは、ゲイを否定しながら、「女同士(レズ)の性交シーンは興味がある、見てみたい」と聞かされた事だ。
同性愛を非難しながら女同士の性交は見てみたいとは一体どういう事なのか!?
ビデオ屋のAVコーナーにはレズ系エロ作品がある事を思い出した。
彼等は女を性対象としているから、女同士の性交には抵抗がないのだ。
むしろ性的に興奮を覚える男もいるのだろう。
この矛盾した性観を眺めていると、彼らの同性愛に体する拒絶心理は何とも幼稚で非理論的なものである事が分るのである。
同性愛を否定するというより、性的に自分が好むものか好まないものかで可否を下しているだけの話で、そこには人間性というものは一切入っていないのだ。
「イケメンだの金持ちだのばかり望んで、人間性を見ないバカ女ども」と不貞腐れていた男がいたが、ゲイを否定する彼の心理はそれと大差がなく、私はこの男を滑稽に思った。
彼は「外見じゃなくて人間性を見て欲しい!」と女に望んでいたようだったが、彼自身がそれを出来ていないのに、なぜ他人にそれを望む事が出来るのか、私は彼の愚かさに呆れた。
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