NO.705706 ・ぐったり侍さん(男性/29歳) 2011/07/04 00:35:50
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それは多分、スレ主さんが「2ちゃんねる」という場所の仕組みなり文化なり空気なり目的なりを知らないことが原因だと思います。
たとえば、貴方はどのカテゴリを見たんでしょうか? そして貴方はどれだけのカテゴリのスレッドを見たのでしょうか。 あそこは、カテゴリが変われば文化が変わります。 一部だけを見て評価するのは、とても早計なことです。
昔からよく言われてますけれど、あそこは「便所の落書き」とよく言われます。 貴方の言うとおり、匿名である以上責任が希薄で根拠も乏しいからです。 が、そのかわり「日本中のありとあらゆる立場の人がやり取りできる落書き」でもあるんですよ。 その規模と参加者数は、おそらく日本、おそらく世界でもトップであり、その価値はおそろしく大きいものといえます。
たとえば在るカテゴリのある板では極めて高度な学問、技術、哲学の話をしていることもありますし、 悩み相談にしてもこのサイトよりももっと深く踏み込んだ会話が為されることもあります。 またあるときは実際に有志がオンラインオフライン問わずあつまってプロジェクトをなすこともあります。実際に大きなお金がうごくようなことだってあります。 そしてその反面、VIPという場所では罵詈雑言や根拠の無い妄言が飛び交ったり「悪ふざけ」が大きく推奨されるような場所だってあります。 そういう場所では、罵倒するのもされるのも、承知の上なんですよ。
こう説明すると、そういうカテゴリはひどい場所のようですが、それにもやっぱり価値はあるんですよ。アメリカのハーレムみたく、掃き溜めやドロップアウトの塊のような場所でも、人が集まれば力や価値が生まれるんです。 「本気の悪ふざけ」は、悪ふざけだからこそ為しうる、人を不幸にも幸福にもできるだけの力があるんです。
総括すれば、2ちゃんねるは「利用の仕方」「文化」を知っていれば、極めて優秀な情報総合ツールです。 なにしろ子供から犯罪者、大学教授、会社の重鎮、はたまた政治家まで、本音でやり取りできる場所ですから。
本音ですから、ぶつかり合いは強くなり、そういう耐性が無い人には辛い場所でもあることも事実です。 そして昔からよく言われるのが「嘘を嘘だと見抜ける人で無いと利用が難しい」ということ。
合う合わない、好き嫌いは当然ありますが、貴方が思う以上に、あそこは良い意味でも悪い意味、様々な意味で「すごい」んです。 |