NO.668339 ・いとたけさん(男性/22歳) 2011/02/19 15:59:56
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タンギングが必須であることと、ロングトーン練習が重要であることは、他の方のご指摘通りなので、僕からは別の話を。
初心者の場合、浅くわえになりがちだと思います。アンブシュアをキープする口やあごの筋肉の力がまだ弱いところで、高めの音を出したくて、自然とそうなるみたいですが、この癖をつけてしまうと、あとあとで大きい音量が出しにくくなります。人によってくわえ具合はもちろん違ってきますが、まずは深くくわえて、中音をきちんと出す練習をするのが良いと思います。音階を上下に広げたい気持ちもわかりますが、そのためには土台となるアンブシュアがしっかりとできていないといけませんから、口やあごの筋トレのつもりで、深目にくわえて、中音でのロングトーン練習を馬鹿みたいに繰り返しましょう。
また、大きい音量を出すためにも、高い音を出すためにも、重要となってくるのは、のどを開くという感覚です。息を強く出したいがために力を入れすぎると、口ものども細く絞りがちですが、これものちのちにとって悪い癖になってしまいます。よく言うのが、オエッってなる感じの時ののどのふくらみ方を意識することです。マウスピースをくわないで、オエッてなるときの感じにのどをふくらませながら、オー(ボー)ってのど全体を鳴らすように息を吐く練習をしてみてください。その感じのまま、今度はマウスピースだけをくわえて同じことを練習、さらに本体をつけて同じことを練習、とすれば体得しやすいと思います。のどのその振動をそのままマウスピースに伝えてやるんだと考えるとわかりやすいかもしれませんし、変にアンブシュアをきつくする(下唇を強くリードにあてようとして、あごがあがる)悪い癖も解消できると思います。きちんとアンブシュアができることは基本ですが、口やあごやのどに力を入れようとするのではなく、むしろリラックスさせるようにすることが、のちのちの進歩には大事になりますね。 |