NO.657324 ・ぴろきさん(男性/30歳) 2011/01/13 12:54:21
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センターとか二次試験とか、また現代文とか英語長文とかに限らず、一般に長文読解問題の場合は、その課題文を全体として理解することがまず重要だと思います。
長文読解と言っても、元が新聞社説とかエッセイとかを除けば、もっと長い文章のごく一部を抜き出したものにすぎません。問題作成者の立場からすれば、試験問題全体に占める割合や時間の負担も考慮しながら、必要最小限の内容と長さになる部分をひとまとまりの課題文として抜き出してくるはずです。つまり、ひとまとまりであるから、無駄な部分がほとんどないということです。別の言い方をすれば、その課題文の全体を理解しなければ、その中の個別の文意も理解できないだろうという配慮です。
読みながら解くという場合、個別の文意をその場で勝手に解釈してしまう危険性があります。常識的な解釈が通じる場合であれば幸いですが、得てしてその文章特有の観点が裏にあると表面的な解釈では失敗することになります。この失敗を避けるためには、まず全体を読んで、大きな文意を理解しておくことが重要です。こういう言い方もできます。課題文の構成としてはフリ→オチがあるはずで、フリに気を取られすぎるとオチを見失う、その逆もあるということです。
個人的なおすすめは、まずは2度読みすることです。1度読みだけだと、どうしても個別の部分にひっかかりがちです。また、1度読みだけで設問に答えると決めていると、その1度読みで確実に課題文を理解しようと不必要に細かく読みとろうとして、変に時間をかけてしまったり細かいところにとらわれたりしがちです。2度も読むから時間がかかるとあせることはなく、むしろ気楽に読むことが大事で、1度目ではわからなかったり気づかなかったりしたことが、2度目で見えてくることも多いですよ。
試験直前ですので、匿名さんの健闘をお祈りし、アドバイスが少しでも助けになればうれしいです。 |