NO.657339 ・てっつんさん(男性/32歳) 2011/01/13 14:55:55
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レポートであれ論文であれ、説得力のある論理的な文章を作成するためには、四段構成を基本とします。
(1) 現状をふまえて、その中からここでの課題の提示 (2) その課題を検討するのに必要な具体的な事例・知見の紹介 (3) その具体的な事例・知見に対するあなたの分析・コメント(=意見・感想) (4) その分析・コメントを根拠にして、(1)の課題への答えを提示
この(1)→(4)の流れは、大きくはレポート全体の構成とすることができます。よくある間違いは、(3)だけに終始してしまうもので、こうなると感想文にすぎなくなります。大事なのは、ちゃんと(1)という目的<問い>と(4)という結果<答え>を明示し、その下で(2)(3)という手段<証拠>を使うという構成になっていることです。これが論理的な文章というものであり、思いつきをつらつらと書いた感想文とは違うということです。
レポート全体の大きな(1)→(4)だけでなく、その各部分においても小さな(1)→(4)を繰り返す形で議論を積み重ねていくようにします。その小さな繰り返しにおいては(4)は次の(1)になります。(4)でひとまずの答えを示したが、その"現状"から、さらに新たな課題を見出すことで次の議論に展開させるという風にするのです。このような議論の展開によって、話の中身を深める(あれこれと考える)というやり方をします。
やや抽象的な話になってしまいましたが、参考していただければと思います。 |