NO.656233 ・ぐったり侍さん(男性/28歳) 2011/01/09 10:54:29
|
ええと、指名スレで当件のことが立てられてるわけですから、 新しいスレを建てるのではなく、そのスレで連続してご質問していただけると助かります。 スレの乱立はさけたいので。
では、今後はこのスレにて継続して意見を述べたいと思います。
>私的には、ぐったり侍さんが『進化論派』だったのは実はチョット意外でした。
あ、あれ?そうですか?何故そう思われていたのか、なんとなく気になります。
>進化論からすると、ナナフシは擬態をしてる認識があるという考えだと思いますが‥。
いえ、進化論はそういった部分には触れていません。もし語るとすれば、そればその動物個体に限った研究であるはずです。 そして進化論にも他説ありますが、基本的な部分としては「様々な変異が起こり、さらにその交配の中でもっとも生き残りやすかったものが残っていく」です。 突然変異も進化論の一つです。
例えばナナフシにしてみれば、変異により様々な姿のナナフシが生まれます。すると僅かでも木の枝に近い姿のナナフシ(擬態ナナフシ)と、そうでないナナフシの場合、「結果として」擬態ナナフシの方が生存率があがります。 それが繰り返されれば、淘汰により擬態の性能が高いナナフシがふるいによって生き残っていくことになり、その結果、擬態ナナフシの遺伝子を持つナナフシが増えることになります、 さらに「本能的な動き」の部分において、より木の枝に見えるような行動因子を持っていた擬態ナナフシは、そうでない擬態ナナフシよりも生き残りやすくなります。 擬態の洗練されたナナフシはより生き残りやすくなり、結果として「ナナフシ」は擬態をする種が残っている、ということになります。
この過程において、ナナフシは進化の方向性に対しナナフシ自体の意思決定は一切関与していません。 単に、「生き残ったナナフシには擬態ナナフシが多かった」というだけです。 これが、「進化は『自分のカモフラージュの事を考えて』は行われていない」という理由になります。
彼らは、自分が擬態をしている、という認識を持って行動しているのではなく、もっと根幹的な本能としての行動で、「効率的な擬態となる行動」をとっているわけです。
これが、進化論としての(あくまで一般的な部分且つ、私の租借した理解でのものですが)「擬態」の考察です。
あ、もっと判りやすい例がありますよ。 人間の生活範囲にいる鳩には灰色、黒のまだらなどの鳩が多いじゃないですか。 あれって真っ白で目立つ鳩よりも、そういった鳩のほうが生き残りやすく、結果としてそういう遺伝子を持つ鳩が繁殖して言ってるわけです。 でも、鳩自身が自らの色を意識してるわけじゃありません。 そうして長い時間をかけて、もし白の鳩が絶滅して居なくなったり、もしくは「黒っぽい鳩種」と「鳩の元となった種」との間で遺伝子的に子が成せなくなったら、その瞬間が 「進化として新たな種」ができた瞬間です。 |