NO.641401 ・匿名さん(男性/99歳) 2010/11/08 17:24:17
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激務ご苦労様です。まずもって言えることは、いくら元の体重が多すぎるとはいえ、今回のような体重減少は、健康的なダイエットではなく、不健康な「やつれ」だろうということです。介護福祉士さんの激務は一応理解しているつもりですので、その分が「運動」になっていることは認めますが、本来のトレーニングとは性質が異なりますし、やはり今回の体重減少のメインは仕事のストレスと食事をとれない栄養失調によるものと思われますから。
このような場合、体重減少の内訳として、体脂肪量だけでなく、筋肉量や骨量もかなり落ちてしまっていることが危惧されます。こうなると(言わば、食事制限のみのダイエットに近い場合だと)、うまくいっても体脂肪:筋肉が2:1で減少、最悪で1:1で減少となってしまっている可能性が高いです。つまり、最悪で計算すると、7kgの体重減少のうち、体脂肪が3.5kg落ちて、同時に筋肉も3.5kg落ちたことになります。最大で3.5kg筋肉が落ちたならば、基礎代謝が200kcal近く落ちてしまっていることになります。からだの反応としては、このような変化は大変な危機状態であるため、なんとか生命維持保しようと、これ以上のエネルギーロスを防止するように働きます。これが、体重減少のプラトー状態(停滞期)、つまり、なかなか体重がさらに減らない状態になる原因です。おそらく現状はこういった次第です。
この状況を打破するためには、停滞期で省エネモードになってしまっている、いわば防衛本能でからだを守ろうとしているところに、新たな刺激を与えて、からだを活性化する必要があります。からだの反応としては、体力レベルが落ちている状態なわけですから、新たな刺激としては、体力レベルを一旦上げてあげる必要があります。このための方法は2つ。ひとつは、一旦からだの飢餓状態を解消させてあげることです。元のモリモリ食べる状態はダメですが、栄養バランスに注意しつつ、現在の体重に見合った適切なカロリー量となる食事をバッチリとることです。もうひとつは、運動刺激を十分にしてあげることです。お仕事が大変だったり、またご自分なりに工夫した運動を心掛けたりされていたりするのかもしれませんが、改めて、専門的な知見を学んで、適切なトレーニング、特に、先の体重減少で失われた筋肉量を回復させるために適切な筋トレを導入されることをおすすめします。以上の2本立てを行う際、心がけとしては、無理をせず、今の体重をキープする(増えないように、でも減らすを目指すわけでもない)として、必要な栄養補給(適切な食事)と筋トレを行うようにしてください。すると、からだの反応としては結果的に健康状態に向かう、つまり、体重減少(無駄な体脂肪量の減少)に向かうことになるはずです。
さらに、一旦、極端な体重減少を経験すると、その後の管理は慎重に行わなければなりません。これまでの延長でバンバンやせそうなどと思わないことです。ちょっとずつ、ちょっとずつを目指してください。何よりも大事なことは、体重減少によって、不健康なからだになることではなく、健康なからだになることです。そのためには、からだに無理をさせるのではなく、自然な反応を待つことです。50kg台を目指すとして、あとわずかのようですが、ここからを長期計画で頑張ってください! |