NO.640627 ・匿名(下記投稿の者です)さん(男性/99歳) 2010/11/04 17:52:53
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しつこくて申し訳ありませんが、ついでに詳説しておきます。
桜さんの食事内容は、身長・体重の情報がないので確実ではありませんが、おそらく総カロリーが少な目、つまり、実際は食事制限を行っている状態でしょう。朝に500kcalは決して多めではありません。一般に700kcal以上からが「多め」であり、また、他の食事とのカロリーバランスを考えると、朝に500kcalは、一般女性だとちょうどよいか、成長期ならばちょいと足りないくらいです。さらに、成長期にある人の場合、夕食を抑えめすると、就寝時のからだの成長を著しく阻害するため、健康上の危険性が高まります。「寝る子は育つ」ということわざはよく出来ているものでして、夕食で必要な栄養を十分にとり、寝ている間にその栄養を使ってからだ作りをすることが、成長期のあなた(さらに大人になってからも)大変に重要なのです。夕食が栄養不十分になることは、痩せやすくなるかもしれませんが、それだけ飢餓状態にしてからだを痛めつけるということなのです
有酸素運動とは、定義上、脂肪分を主たるエネルギー源とした運動を意味しますが、それは特に走るとかなんとかしなくても、日常生活レベルの低負荷のあらゆる活動が有酸素運動になっています。日常生活での活動では常にバンバン脂肪分を使っているのです。むしろ、特別にはりきる運動では、体脂肪の消費割合が減るのですよ。また、20分以上うんたら説はもはや古い考えですので、特に意識する必要なしです。つまり、わざわざ「運動」なるものをプログラムしなくても、朝起きてから寝るまでの間に、あれこれとからだを動かすことを常に心掛ければ、立派な「有酸素運動」であることをきちんと理解してください。
基本的に、成長期に体重減少は無意味なのですが、一応、大人の場合の体重減少のことを述べておくと、1カ月に1kg程度減少とするのが「健康」の範囲内です。それ以上の体重減少を図ると、体脂肪だけでなく、筋肉や骨の量まで減らないとそれは実現できず、その結果、のちにリバウンドすること必至です。また、ただ体重が落ちるという表面上のことに惑わされず、骨や筋肉といった除脂肪体重をキープ(さらには増加)を図りながら、体脂肪量だけを減らすようにするという、高度な身体管理が必要となります。つまり、体重の増減よりも、体脂肪率の増減がダイエットの重要な指標であることを理解しましょう。
とはいえ、成長期とは基本的に体重増加が当然の時期です。からだを成長させるためには、からだに余力がないといけません。消費カロリーよりも、摂取カロリーが多めでないと、からだ作りに支障をきたします。余剰カロリーは体脂肪になるだけではありません。骨や筋肉となる分もあるのです。また、体脂肪といっても、スタイルアップに欠かせないバストやヒップにあてがわれる分もあるのです。
桜さん、あなたの大事なからだのことです。正しい知識を理解して、よくよく考えて、今のことだけでなく、長い長い人生の、将来に向けた賢明な選択をなさることを、強く希望いたします! |