NO.602903 ・とれ〜にんぐまにあさん(男性/38歳) 2010/06/15 17:55:36
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わたし自身は、アームバーを使ったトレーニングをしたことがありませんので、 あくまで理屈の上からの私見を述べさせていただきます。
肩、つまり、三角筋を鍛えることができるかどうか?ということですが、 一応可能だと思います。
まず、基本的なところを押さえておくと、 三角筋の基本的な役割は、肩を軸に腕を下から上へと回旋させるもので、 その際、 体前で回旋(屈曲)させるときには三角筋前部が、 体側で回旋(外転)させるときには三角筋中部が、 体後で回旋(伸展)させるときには三角筋後部が、 それぞれ働きます。 つまり、一口に"三角筋"と言っても、 動作によって、その中で鍛えられるところが異なってきます。 これが、三角筋を鍛える場合の大きな注意点の一つとなります。
では、考え得るやり方ですが、 その1として、 アームバーを顔前に構え、 その際、肘はできるだけ大きく開き(肩よりも後方になるように)、 肘と肩とが水平になるように構えて、 肘を持ち上げる感覚でアームバーを下U字に曲げる、 というのがあるでしょう。 この運動では、三角筋前部・中部に負荷がかけられると思います。
そうそう、最初の構え、および、動作途中において、 肩が上がらないように、つまり、肩をすとんと落とした状態で行ってください。 肩が上がった状態(肩をすくめた感じ)になると、 僧坊筋に刺激が逃げてしまい、三角筋への効果が弱くなりますので。 肘をなるべく上げる、U字に曲げることを意識しすぎると、 どうしても肩が上がってきてしまいますので、 肘を上げすぎない(きれいなU字になるまで曲げようとしない)ようにしてください。 これも、三角筋を鍛える場合の大きな注意点の一つとなります。
やり方その2は、 顔前ではなく、頭の後ろに構える、 あとは、その1と同じです。 この場合だと、三角筋中部への負荷がより強くなると思います。 ただし、その1よりも難しい動作になるかもしれませんね。
残念ながら、わたしが考え得る範囲では、 三角筋後部をうまく刺激するやり方は思いつきません。
なお、アームバーの負荷レベルが、 大胸筋や広背筋を鍛えるのに合わせたレベルだと、 それを三角筋のために用いるとオーバーウェイトになるかもしれませんね。 なんとか三角筋が耐えられても、 インナーマッスル(特に棘上筋)が耐えられず、 肩痛の原因(一度故障すると、やっかいです)となるかもしれませんので。 他の部位よりも、肩を鍛える場合には特に無理は禁物です。
>背中でUの字にさせ使用した場合は、 >どこの筋肉を鍛える事ができますか?
"Uの字"と言っても、逆Uの字ということでしょうか? ならば、主に広背筋になると思います。 その際、フィニッシュで、できるだけ脇をしめる感じ(肘を合わせにいくような感じ)にすると、より効果的だと思います。 ただ、身体が柔らかくないと難しい動作(無理な姿勢)に思いますが、 これができるコンさんはすごいですね! |