NO.593416 ・とれ〜にんぐまにあさん(男性/38歳) 2010/05/14 19:00:41
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ウォーキングを効果的に行うための注意点は2つあります。
まずは、上体を起こし、胸を張り、腹に力を入れることです。 猫背気味になるのがマズイということですね。 胸を張るのは、胸腔を大きくし、肺活量を上げるためです。 腹に力を入れるのは、腹式呼吸を助けることと、 姿勢保持に重要な腹横筋を刺激し、代謝向上を助けるためです。
そして、脚の運びは、大股にすることです。 大股で歩こうとすると、ゆっくりではぎこちない動きになるため、 大股でスムーズに動くためには自然と早足になるからです。
以上の、2点をやりやすくするためには、 肘を曲げて腕をふるとよいです(わたしはあえてしませんが)。 その際、肩を軸に腕だけをふるようにしてください。 よく、腕をふりながら、上体(肩)もひねってしまう方がいますが、 無駄な動きですので、ご注意を。
お腹が熱くなるかどうかについてですが、 皮下脂肪が厚ければ、触った感覚では実感できないでしょう。 というか、表面温度などは重要ではありません。 有酸素運動を行った場合、運動開始から15〜20分経過してやっと、 代謝の仕方が効率的な有酸素運動モードにシフトします。 そうなって、全身がポカポカしてきて、汗ばんでくる、という実感を得られます。 同時に、歩いているのが心地よいという感覚も得られるようになります。 つまり、15〜20分後、そこからが本当のスタートなのです。 よって、効果的であるために、最低30分、それ以上のウォーキングがおすすめとなります。
日常生活でも、脂質(体脂肪)はエネルギー源として常に利用されています。 ウォーキングしているときだけ脂肪が燃えるというわけではありません。 また、ウォーキングそれだけで燃やせる体脂肪の量はたかがしれています。 大事なのは、ウォーキングという訓練を行うことで、身体が有酸素運動モードにシフトしやすくなること、その結果、日常生活においてもバンバン脂肪を燃やせるようにすることです。
頻度は、毎日である必要はありません。 週4日もできれば、十分な効果を得られると思います。 週1〜2日となると、効果が怪しくなります。
さて、効果はいつ得られるか? この「効果」が何を意味するか?次第なのですが、 まず、ウォーキング時の有酸素運動モードへのシフトがスムーズにできるようになる、という効果は1〜2週間程度で得られると思います。
そして、1カ月以内で、なんとなく身体が快調である、日常の動きも良くなってきたかも、という感覚を得られるようになるでしょう。 同時に、体重(体脂肪率)の数値的な減少傾向を確認できるようになるでしょう。 ただし、体重(体脂肪率)の減少量はまだあまり大きくないでしょうから、過度な期待は禁物です。
やがて、2カ月もすると、体重(体脂肪率)が当初より減少してきます。 また、筋肉(持久筋)の刺激の積み重ねが十分となって、適度な筋肉の張りを感じられるようになるでしょう。 数値上や感覚的には変化しているように思えても、体型の変化を実感するにはまだまだです。
3カ月もすると、体型の変化を実感できるようになると思います。 体脂肪が減って細くなった面と、筋肉が発達して引き締まった面の、両効果が見た目でわかるようになってくると思います。 ただし、体型の変化がやっと始まった、という認識を持つべきです。 つまり、ある意味での本当のスタートはここからです。
結果的に、半年から1年をかけて、理想の体型にもっていけるという感じですね。 |