NO.590405 ・しろくまさん(男性/29歳) 2010/05/03 20:31:12
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苦手科目には、どこかに必ず基本的な思考方法の穴があります。得意科目と苦手科目の差は、基本的な思考方法をすんなり習得できたか否かによります。人それぞれ環境や適性が異なるので、思考方法も違います。Aさんにとっては得意科目・Bさんにとっては苦手科目なんてことが起こるんです。
そこで、苦手科目の克服は基本的な思考方法の穴を見つけ、それを埋めることに尽きます。具体的には、基本的な例題を解いていくことをオススメします。その際、少しでも気になること(用語の定義等も含めて)があれば先に進まず、他の参考書や前にやったところを見直して、自分の頭で理解するよう努めます。印をつけておいて先生に質問するのも有効でしょう。こうして、ひたすら基本的な思考方法の穴を埋めていくのです。苦手科目はその穴に気付かないが故に苦手科目になっているわけですから、ただでさえ、なんとなくわかった状態で穴を素通りしがちです。しかし、それだといくら大量に問題をこなしても克服できません。慎重に、慎重に、自分の穴を見つける、苦しくて時間のかかる作業が必要です。
こうして書くと、ただつらいだけのようですが、苦手科目を克服したときのメリットはそのつらさを大きく上回ります。上に書いたように、誰しも苦手科目を抱えています。そして、その克服が大変なのはどの受験生にとっても同じですから、多くの人が挫折します。すると、克服した人は相対的に浮き上がります。また、苦手科目を克服するために基本をしっかりやりますが、基本しか問われない大学入試において強力な武器になります。得意科目で失敗することはあっても、克服した苦手科目で失敗することはありません。確実な得点源になるはずです。
やや抽象的な話をしましたが、苦手は必ず克服できます。(特に2B分野はパターンがはっきりしています)そして克服できれば大きな武器になります。自分と向き合うしんどい作業ですが、必ず努力が報われると信じて、時間をかけてみてください。
苦しいときこそ伸びています。これは間違いありません。 |