・のりさん(男性/28歳) 2010/01/10 03:57:07
|
数分後、やっぱり会えない、ごめんとのメールが来た。カレが許してくれないから、と。悲しくなって、Aも俺もカレの玩具じゃないと返事を送った。カレを悪く言わないで、私の彼氏なんだからと返ってきた。こんなことになっちゃって、と謝られた。なっちゃって、じゃなく、した…だろと思った。笑えなくなった。 次に顔を合わせたのは職場。Aは俺の側で同僚達にヨリを戻した事を嬉しそうに報告していた。時間に余裕があれば、何を思ったか、夢の国のキャラクターと二人の共通の趣味でもあるサーフィンの絵を描いていた。思いは変わらなかった。 昨年2月。カレと連絡が取れない、と何度も同僚達に話していた。カレにはAと結婚する気などなかったようで、4月末、カレの二股を理由に別れたことを同僚伝いに聞いた。 5月。2週間もしないうちにAのブログで新しいカレ(今の彼)の存在と同棲していることを知った。夢の国から帰った日、いそいそとメールを返していた相手と同じ名前だった。Aは俺と付き合うと同時に元カレ、今カレと関係を繋いでいたことも知った。Aと連絡をを取り続けていると、ある日、彼氏がいるから迷惑とメールが入った。連絡するのを止めた。 7月。Aが今カレに送ったであろうメールが届いた。内容は別れを切り出すものだった。間違いだろうと思いスルーした。同僚伝いに、今カレがAのケータイを使い、悪乗りで送ったことを聞いた。それが原因でケンカになったが、翌日には仲良く連れ添っていたとも。何が何だかわからなくなった。 8月。何となくメールを送った。返事はなかった。数日して、俺からメールが来たのは7月の一件のせいだ、責任をとってほしいとカレに詰め寄り、交際することになったと同僚に話していた。あぁ、俺は道具なんだなと思った。 |