NO.536121 ・しろくま(古文単語)さん(男性/29歳) 2009/11/10 20:18:00
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古文単語についてですが、ほんと覚えにくいですよね。私も苦労した覚えがあります。覚えても、すぐ忘れてましたよ(笑)。 ただ、入試本番までには全て暗記できました。 以下は私の体験を書きます(古文の講師ではないので、これが全ての人にあてはまるかわかりません。参考程度にしてくださいね。)。
○意味付けする まず、古文単語は、ピンとこないんです。だから、どうしても丸暗記してしまいがちなんですが、丸暗記したものはおそろしいくらい頭から抜けていきます。そこで私は、とにかく「意味付け」ようと思いました。意味付けられた記憶は残りやすいと聞いたことがあったので。
いくつかパターンがあります。
●漢字を確認するパターン
たとえば、「まめまめし」の意味は今パッとでてきますか?
「実用的だ、真面目だ」ですよね。
これを覚えるときに、まず漢字に注目するようにしました。「まめまめし=実実(々)し」です。そうすると、「実用的だ」という言葉は比較的出てきやすくなりました。漢字を通して一回「意味付け」ると、かなり定着しやすくなります。さらに、すでに覚えている単語についても、漢字を確認して、「なるほど」と思えば、記憶が強化されるはずです。現に受験から10年以上経ってもこうして覚えていますもんね(笑)。
【問題】「あてなり」はどうですか?
これも同じように考えられます。ぜひ、考えてみてください。
●無理矢理意味付けるパターン
これは、学問的にはあまりオススメできないですが、試験で点数を取るためには効果的です。歴史の年代の語呂合わせに近いですね。例が適切ではないかもしれませんが・・・たとえば、「あながちなり」という単語を覚えるとしましょう。
これは、漢字も使えます。「強ちなり」ですからね。「強引だ」という意味は引っ張りだしやすいでしょう。ただ、私はこの単語がどうしても覚えられませんでした。
そこで、勝手に意味付けました。まず、「あながち⇒穴が血」と考えます。鼻の穴に、強引に棒を突っ込むと、血が出てしまいます。かわいそうですよね。。
というわけです。書いてて恥ずかしいですが(笑)、こういう恥ずかしいイメージ、妄想、身近なことを通して意味付けすると、記憶に残りやすくなるようです。
○プラス・マイナスのイメージをつかむ
これは英語の形容詞でも使えることなのですが、古文の形容詞・形容動詞については最低限プラスかマイナスか両方かのイメージを覚えておくようにすると、試験のときに意味が出てきやすくなりますし、意味が出てこなくてもなんとか(文脈や接続詞を考えて)読むことができます。
☆その他(暗記一般) 古文単語に限らず、暗記はやはり繰り返しが重要です。意味付けした単語についても、どうしても丸暗記しなければならない単語についても、何度も反復して確認する必要があります。スケジュールを立てるときは繰り返しを意識するといいでしょう。特にどうしても覚えられない単語はカード化して持ち歩いたり、部屋に貼ったりして、何度も見るといいですよ。 また、試験があると締め切り効果があるので、強制的に暗記させられます(笑)。学校や予備校で確認テストがあれば積極的に参加して、満点を目指して暗記するといいですよ。そういう機会がなくても、「一人テスト」をやれば大丈夫です。ある程度覚え終わったら、覚えているかを自分でチラシの裏など紙に書いてチェックします。紙に書くところ(殴り書きでも)がポイントです。覚えてなくてもごまかしがきかないですから(笑)。これは本当にしんどい作業です。ある程度覚えて、すぐ「一人テスト」をやっても、やはり(私の場合)忘れています。嫌になります(笑)。今覚えたばっかりなのに!ってなります。でも、そこはぐっとこらえて満点を取れるまで覚え直すことで、確実に力がつきます。話は少しズレますが、受験勉強のつらさって、実はこういうところにあるんじゃないかな。自分のできなさに直面して、めっちゃ凹む。それでも真正面からぶつかって克服する、これの繰り返しなんですよね。ここで逃げたら、せっかくやったことがあまり頭に残らず、もったいないですよね。
私は朝ギリギリまで寝ていたタイプなのでできませんでしたが、寝る前に暗記して朝確認すると暗記効率がUPするそうです(最近になって私も実感しています。)。 また、声に出して読む、書く、等は効果がありますので、是非その調子で継続してくださいね。 |