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投稿情報 | 内容 |
NO.119100 | 14歳で逝ってしまった弟への思い |
ユキさん(女性/18歳) 2010/04/08 00:40:45 |
弟は12歳の時に悪性脳腫瘍を発症し、闘病生活も虚しく14歳で逝きました。 弟が病気になってから両親の意識は全て弟に注がれ、私は蚊帳の外状態で、ひたすら弟の面倒・看病手伝いの日々でした。 夏休みも冬休みも家族で出かける事はなく、友達は家族旅行や海、スキーと楽しんでいるのに、私はいつも弟の闘病付き添い・看病ばかり・・・ (あんたが病気じゃなかったら遊びに行けたのに、もっと自由な時間が持てたのに・・・)と、そんな不満から弟に冷たくあたった事さえ有りました。 そんな気持ちを抱えたまま弟の容態は悪化して行き、手術の後遺症から、その壮絶な姿は半分向こうの世界に逝きかけた状態で、本当に厳しいものでした。 そして弟は14歳という短い生涯を終え、旅立って行きました。 弟の遺体が霊安室に移され、病室を整理していた時、「何だろ・・・これ・・・」と母が一冊のノートを見つけました。 それは生前弟がつけていた日記でした。 母も私も弟がそんなものを書き綴っていたなどとは全く知らず、中を見るとそこには弟の苦しい胸の内や家族に対する思いが綴られていました。 凄まじい頭の痛み、劇薬投与後の激しい副作用の苦しみ、家族への感謝の気持ち、迷惑をかける事の申し訳なさ・・・ 様々な思いが書き記されていたのです。 そこに私を打ちのめす言葉が書かれていました。 「お姉ちゃん、いつも有難う・・・本当に有難う・・・そしてごめんね・・・僕のせいでたくさん迷惑をかけて・・・今度生まれ変わったら恩返しするから待っててね」 これを読んだ時、私はたった一度でも弟に不満を抱え、冷たい態度を取った自分を心の底から悔やみました。 実は病気の事は弟には伏せていたのですが、弟は知っていました・・・自分がもう助からない事を・・・ 一番苦しかったのは弟・・・激痛、大手術、術後の後遺症、投薬による凄まじい副作用・・・実際に耐えて苦しんでいたのは弟だったのに、それなのに私は・・・ 少し日にちが経って落ち着いた頃、この事をお世話になった看護師さんに話すと、彼女はこう慰めてくれました。 「ユキちゃん、そんなに自分を責めないで・・・これほど辛く苦しい事はないという地獄を戦って来たんだもの・・・。そりゃ、時に心がいっぱいいっぱいになって、つい冷たい態度を取ってしまったかも知れないけど、でもね、ユキちゃん・・・病室の窓から、神様 ○○(弟の名前)を助けて下さい、どうかお願いしますって、泣きながらお祈りしてたじゃない?あれがユキちゃんの本当の心でしょ?○○君はちゃんとそれを分っていたと思うわよ・・・。お父さんもお母さんもユキちゃんも、みんな必死だったのよね・・・」 この時、私は号泣してしまい、溢れ出る涙を抑える事が出来ませんでした。 弟の病気を巡って両親の言い争いが激しく、みんな疲れきっていて、常に弟の死という恐怖と不安が渦巻いていて、本当に毎日が戦いでした。 今でも弟に対する後悔の念はあって、もっと優しくしてあげれば良かったとか、もっと笑顔を向けてあげれば良かったと悔やんでいます。 いまさら後悔してもどうしようもないのに、なかなか前向きになれない自分がいます。 すみません・・・すごく長くなってしまって・・・ こういう事ってなかなか話せる人がいなくて、つい長々と書き綴ってしまいました。 結局私、何を相談したかったのでしょうね・・・ でも誰かに聞いて欲しかったんだと思います。読んで下さってありがとうございました。 |
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