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投稿情報 | 内容 |
NO.830438 ジャイロさん(男性/39歳) 2013/08/25 03:29:51 |
まあ、あなたの感じている通りでしょう。 過去はともかく、現在の邦楽は、アーティストの歌唱力や技術の高さで売れるモノではなく、プロデュースする人間の仕掛けで売れているモノがほとんどです。 これを具体的に説明すると、例えば「売りたいアーティストの売りたい曲」をプロデューサー側は、TVドラマやCM、TVアニメの主題歌(タイアップ曲)として用します。そうやって使用されれば視聴者は毎週その曲を聞くことになるで、擦り込みによってその曲を覚え、だいたいの曲を視聴者は「良い曲」だと思うように至ります。ヒットする番組、ヒットした商品のタイアップ曲だと尚更その心理が働きます。この心理状況を利用して楽曲の購入を増やすのが狙いです。 それから、それよりもっと露骨なのはアイドルグループによるセールスで、こちらはTV番組や映画、ドラマ等に当人たちを直接出すことで、顔やスタイルの良さからファンを獲得して、楽曲セールスへつなげます。 まあ、いずれも昔からあった手法でしたが、昔はTVの普及率の低さや、番組数&コマーシャルの少なさ、ラジオリスナーの多さもあって、それでも「耳(=歌唱力と楽曲の完成度)」だけでまともに判断して評価されているものが数多くあったので、タイアップ曲でも今くらいに過剰に評価されるものは少なかったわけです。 で。欧米の場合はというと、国土が広かったりする理由から、現在でもラジオで流される歌の評価が重要視されており、それ故に良い曲をセレクトして流すDJも高い評価を受けます。やはり、日本よりは実力社会&競争社会の側面が強いわけです。もちろん、そうなればレベルの高いモノしか上に上がってこれません。 また、欧米であると、映画やTVのタイアップ曲に使用されることは、売れることが約束されているようなモノになるため、「こそくな方法」として考えられてアーティスト自体がそれを嫌う場合が多いです。言ってみりゃ「音楽にプライドを持たないアーティスト」「金の誘惑に負けた欲深いヤツ」というレッテルを貼られます。 ただ、残念なのはそういった欧米音楽シーンであっても、日本の楽曲セールスの仕方が合理的かつ売上げを出しやすいために、そのやり方が欧米のプロデューサー側に見直されて手本にされつつある現状です。ユーチューブなど、ネット配信で映像を気軽に見られる社会になったことがその原因であると言えます。 |
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